Marvin Gayeのクリエイティヴな才能がじっくりと聴けるアルバム
(2006-08-18)
このアルバムは、ブラックシネマ"Trouble Man(邦題:野獣戦争)"のサウンドトラックとして制作されたもの。当時、ブラックシネマの映画音楽を1人のアーティストが制作を請負うという形が、ちょっとしたアーティストのステイタスとなっており、それによって大成功をしたアーティストをあげれば、"Shaft"のIsaac Hazeや、"Superfly"Curtis Mayfieldなんかが有名。
Marvin Gayeの音楽活動の中でも、"What's Going On"と"Let's Get It On"という2つの名盤の間に挟まれたアルバムだけあって、特に充実した時期に制作され、彼の持つクリエイティヴな能力が見事に発揮されている。
"Shaft"や"Superfly"等のアルバムとよく比較されやすいけれど、どの批評家もこのアルバムは好意的な評価をしており、2つのアルバムに決して劣らない等言われているし、僕も聴いてみてそう思う。
タイトル曲"Trouble Man"以外の曲に関しては、ほぼインストルメンタルで占められており、"What's Going On"のように、一つのアルバムが大きな一つの曲であるかのように、テーマとなる基本のサウンドがあり、それを軸にオーケストラを創り上げているといった内容。Marvin Gayeの歌声があまり聴けないのは少し寂しい所でもあるけれど、その分彼の豊かな音楽の想像性を楽しむ事が出来る。
映画のサントラだけあって、構成がとてもドラマティックで美しい。12曲目の"Don't Mess With Mister T."を聴いていると、とても切ない気持ちが湧き上がってきて、映画を観ているようなリアルな感動がある。
Marvin Gaye自身もこのアルバムが1番お気に入りとの事だ。素晴らしいアルバムだと思う。
Trouble man
(2004-06-05)
このアルバムは映画のサントラです。メイン・テーマの"Trouble Man"以外はボーカルが殆どない曲が多いです。全体的にジャズっぽくて、落ち着いたメロウな感じです。2番目はシャープでクールなインスト・ナンバーです!