ミナスの大地に根ざした豊かな音楽
(2004-09-19)
音楽を通じて形成されたコミュニティ「街角クラブ」。クラブ会員の音楽はどれも美しく、フワッとして透明でジャンルを突き抜けています。その萌芽がつまった本作は、そのメロディ、コード感、音色、歌声のすべてが特別な存在感を放っています。出会いと呼べる数少ない音楽の一つです。良心に誓って。
ブラジル版風街ろまん
(2003-06-02)
このアルバム、ブラジル版「風待ろまん」って感じかな?
たとえば
普遍性をもった曲を書く大滝 → ミルトン
一筋縄にはいかない技巧を凝らした曲を書く細野 →ロー
細野の絶妙で変幻自在なアレンジ→ヴァギネルのアレンジ
鈴木茂の繊細かつ野蛮なギター → トニーニョのジャジーかつロックなギター
松本隆の人間味あふれるドラム → ロベルチーニョのための効いてて、独創性あふれるドラム
あと自分の曲は自分でボーカルとってたり、自分のコードバッキングがメインなSSW的な部分とか。
いろんな人がいろんな楽器を担当したりするとことか通じるものがある。
ミルトン、ロー、ベト、トニーニョ、ヴァギネル、ロベルチーニョたちがみんなでアイデアを出し合ってまごごろ込めて作ったん㡊??ろうな感じがします。
ミキシングが洗練されてないところがホームメイドな雰囲気をかもし出してる。
かれらのことをクルビ・ダ・エスキーナっていうみたいなんだけど、日本語に訳したら街角クラブ。
まさに街にあふれるおしゃれと叙情を表現してるとこなんか、まさに風街ろまんだよね。
はっぴいやシュガーベイブと同じで、これがブラジルのおしゃれロック(色物じゃない)の金字塔だ!
歴史的名盤。ロックファン絶対必聴!
これ、なんで日本版ないのか不思議でしょうがない。
音楽 そして 人生
(2003-03-25)
物心のついた頃から音楽を聴き始めていた。
僕は小学生の時分にスティービーワンダーやディジーガレスピーを大好きだと公言して憚らぬ自他共に認める早熟であった(笑)
何時頃からだろう、音楽を聴くときに新鮮味を失い始めていたのは。
大人になるにつれ、レコード一枚の CD一枚の重みを感じなくなってしまっていた。昔はバイトで稼いだ給料でCDを買うべきか、それとも腹を満たすべきかと、いつも迷った挙句CDを選んでいた気がする。
好きが功を奏し僕は音楽に携わる仕事に就いた。
恵比寿の、とある卸業者屋の事務所で次に出店する店舗の販売用のCDを選んでいた時のことである。僕はそこの社長に、音楽に対する独断と偏見と思いをぶちまけ、たのむから良い音楽を売りたいんだとのたまわった。そんな僕の乾いた心の一面を嗅ぎ取ったのか、社長はスッ、と席を立つと倉庫の奥に行き一枚のCDを持ってきてくれた。
「○○さん。これが僕の人生を変えた一枚です。」と差し出された一枚が、この「CLUBE DA ESQUINA」だった。その音楽がスピーカーから流れ出たその瞬間。まさに僕の人生も変わったのである。
全てを含む一枚。思春期の若者から翳りを感じてきた大人まで。音楽と人生の豊かさを教えてくれます。