渋い。
(2006-10-29)
史上最高のMC、ラップの神とまで言われるラキムのソロでのファースト。THE 18TH LETTER,MYSTERY,THE SAGA BEGINSなどいかにもニューヨーク的なナンバーで固めてあり、渋くまとめた感じ。正直プレミアのNEW YORKがN.Y. State Of Mindの焼きまわしに感じなくもないが、まあそれはそれでいいしね。
それはさておきこのアルバムといえばGuess Who's Backです。はっきり言って常軌を逸したかっこよさ。この曲はラキムの代表曲であり、また90年代後半の代表曲のひとつでもあると思います。日本のラッパーも時々「ゲスフーバッ!」って叫んでたりしますね。ラキムの渋々ライムはもちろんいいけど、それはいつものことで、それよりアッパーな雰囲気のトラックが超かっこいい曲です。だから結構キャッチーでとっつきやすい曲。沈黙を破って復活したラキムがこんな曲を引っさげてきたら、そりゃ最高だよな。
このアルバムの素晴らしい点をもうひとつ。このアルバムはペアレンタル・アドバイザリーのステッカーが貼られてないんだぜ?にも関わらず、ここまで他のラッパーから支持を集めるってことはだな、それはつまり純粋にラキムのスキルやリリックがずば抜けてすごいってことなんだと思う。
RAKIM COMEBACK ON THE LINE
(2004-08-11)
生ける伝説、ラキムのカムバック作にして初ソロ。そのカリスマ性は90年代前半から中盤にシーンに登場したラッパーのほぼ全てに影響を与えた、と言っても過言では無いほど。ラッパーにとって必要な要素、リリシズム、リズム感、フロウ、声質、そしてライミングのセンス、全てを奇跡的に兼ね備えたこの男は、HIPHOPを聴く上で何が何でも避けては通れない存在。このソロ作はバックも協力ですが、何よりラキムのラップが輝いてます。流石に全盛期ほどの勢いは無くとも、より一層渋みをましたそのマイク捌きは圧巻。なにかとクラークケントによる"GUESS WHO'S BACK"が取り上げられがちですが、このアルバムの真のハイライトはプレミアによる"New York(Ya'out there)"でしょう。この緊張感は他では味わえません。ちなみにベスト盤と二枚組みになっている方がありますが、ベストを買うくらいなら過去のアルバムを全て買い揃えた方が断然良いです。安価ですし。