まるで音の空間に包容される様。。
(2008-08-21)
Oscar Peterson(piano), Ray Brown(bass), Ed Thigpen(drums)
オスカー・ピーターソンといえば、もう天性の演出力、表現力としかいいようがないピアニス
トで、人を楽しませることにかけては彼の右にでる者はいないだろう。
そういう意味で聞けば本作はわりと純で自然な印象を感じ取れる一枚だろう。
スタンダードナンバーで埋めてある楽曲群は安心して聞ける。僕一番のお気に入りは
「Time and Again」だ。
この曲、ピアノタッチはウエットな感じで、いささか感傷的になりそうだが、そこを旨く調和
してるのが、レイ・ブラウンの真心あふれたベース音だ。本当に温もりと安心をくれる。
そう考えてみると、オスカー・ピーターソンとレイ・ブラウンほど完璧な相性を持ったコンビ
はいないんじゃないかと思う。時に稚気のような限度を知らないタッチをするピーターソンを
うまく緩和するのがレイ・ブラウンの地から優しく上がるベースラインで、逆に時たま無邪気
な子供のように、ベースラインの輪郭がぼやけた時に、優しく戒めるように修正するのが
ピーターソンの端正なタッチだともいえる。この2人の場合粗を探しようがない気がする。
子供のような表面的な輝きもあれば、大人の内に秘める深さもある演奏なんだ。
これほど誰にでも愛される作品もないと思うが、確かにオスカー・ピーターソンのプレイに
関してだけ言えば、これよか楽しくて魅力的な作品は幾らでもあるね。だから徒然と感じて
しまう人もいるかもしれないが、どう間違っても嫌気をさす人はいないだろう。
万人に愛聴されて、万人に「安らぎ」をくれる一枚だと思う。
退屈
(2008-07-11)
小品集ですから仕方ないですが余りにもサラッとし過ぎ、
ピーターソンらしいダイナミズムがありません。
本来の意味での「イージー・リスニング・ミュージック」。
同じヴァーブ時代でももっと良いのが沢山あるし。
ジャズ界の巨星 オスカー・ピーターソンを偲びながら・・・
(2008-03-29)
昨年12月23日にオスカー・ピーターソンが亡くなりました。ジャズの世界では長寿とも言える享年83歳でした。
言わずと知れたジャズ・ピアノの巨匠です。いつの時代に録音された音楽も、安定した演奏を聴かせてくれるオスカー・ピーターソンの存在をもう少し評価してもよいのではないでしょうか。『We Get Requests』は演奏の良さ、録音の良さで定評のある名盤で、ジャズの初心者も愛好家も同時に満足させる内容なのが素晴らしいところです。
オスカー・ピーターソンの個性を一言で言えば「饒舌」なピアノと言えるでしょう。技術的に優れているのは勿論のことですが、華やかに軽やかに鍵盤を流れるがごとく弾く様は驚異的ですらあります。
元のメロディのモティーフを様々なバリエーションで聴かせていく手法は、後のジャズ・ピアニストに多大な影響を与えました。世間の人がイメージするジャズ・ピアノ演奏の典型でしょうね。そのトリオでの演奏スタイルは、今聴いても全く古さを感じないさせないばかりか、ハッとする鮮やかな冴えをみせます。
このCDに収められている「コルコヴァード」「酒とバラの日々」「ユー・ルック・グッド・トゥ・ミー」「イパネマの娘」「タイム・アンド・アゲイン」というファンのリクエストから選ばれたスタンダード・ナンバーは、美しくもあり、スウィング感に溢れた見事な演奏です。
レイ・ブラウンのベースとエド・シグペンのドラムスも、ともに雄弁でピアノとの息がとっても合っていて、どれもご機嫌な仕上がりになっています。それでいてベースもドラムスも邪魔にならないようにピアノをひき立て、上手くからんでいく見事な演奏が続きます。
ジャズって本当にステキだな、と思わせるような名盤だと言えるでしょう。
バーゲンプライス?
(2008-03-02)
ジャケットも音源も同じなのに通常CDとでは似て非なる物!まるで立ち見から特S席に席替えしたみたくピアノが際だつから不思議。紙ジャケでないのが唯一残念だけど、個人的には価格を超えた素晴らしいマスタリングに太鼓判
まさに“JAZZの教科書”
(2008-01-15)
全ての曲が、まさに“JAZZ”。
ドラムも、ピアノも、ベースも、聴いて、練習するには、こんなに良いアルバムは無いと思います。スウィング感も抜群!
ただ、それがゆえに、少し面白みにかけるかもしれません。
まぁ、その部分は、好みですので…。