ねるねるね〜るね
(2008-02-25)
いやぁ〜良いですね!!!キモくて良い!!!
ネチネチネチネチ脳裏に絡み付いてくるポップソング。
だるいメロディーをだるいボーカルが歌って
納豆みたいなリズムとグルーヴがやたらそこに干渉してくる。
音質が良くないくせにやたら色んな音が飛び交ってくる。
なんだか、迫力やインパクトを残そうという気は全く感じられないが、
確実に印象には残る。
決して悪夢では無いけれど、こんな夢にうなされるのはごめんだね!
こんなんがメジャーレーベルから出たなんて爆笑!
というワケで、これはとても良いアルバム。
だるさがいい
(2007-12-02)
ルーザーはやっぱり名曲。ロック、ファンク、フォーク、ノイズ、ヒップホップまでありとあらゆる要素をごった煮にして一枚アルバム作ってしまう才能はやっぱすごい。ほんとに音楽好きなんだろうねえ。
でもそういうすごさを聞き手に感じさせずに、全体を覆う倦怠感だけを感じさせるのは、さすが。90年代という時代にもっとも合っていたのはべックだと思うけど、どうだろ。90年代にしか生まれなかったミュージシャンって言われてるし。
なんだかんだいってべックは90年代の看板でした。(過去形かよ)
男料理。
(2007-01-09)
赤いほっぺのキュートな面持ちとは裏腹に、激シブな声を放つBECKさんのメジャー1st album。
もぉなんでもやったれ感はこの頃からすでに強く根付いていたのかと思わせる、ヒップホップ、ブルース、カントリー、ロックがごちゃ混ぜで適当に油かけて炒めた男料理のようなアルバム。
ちゃんとつくってやる的な気合が一切感じられません。
ダラダラしててグニャグニャしててもやもやしてて、でもヒトクチ頬張るとこれまたまぁ楽しい味(文字通りお楽しみな…!)がします。
気の抜けた自然体でいるようで、じつはしたたかで確信犯的な男だったって事が後の作品を聴くことでよく分かる。
特に「ANALOG ODEYSSEY」は次のアルバムを暗示してますな。
お気にはm-1,3,5,8,10,11,12。
「LOSER」だけが浮き上がってしまう感がある
(2006-01-22)
BECKのメジャーデビューアルバム。
このアルバムは「LOSER(ルーザー)」のこの一節に集約される部分がある。
「Soy un perdidor I'm a loser baby Sowhy don't kill me(オレハ マケイヌ 俺は負け犬さ殺っちまったらどうなんだ?)」
この曲はRadioheadの「CREEP」への返答とも言われる、英米負け犬対決の代表作であるw
BECKをメジャーシーンに引き上げた曲であり、アルバム内でもダントツの存在感を誇っている。
アルバム全体の印象としては、蓄積してきた曲を寄せ集めて作った様に感じる。
BECK独特の脱力感は既に存在しているが、全体的にまとまりを欠く印象がある。
そういった点を含めて、やはり「LOSER」だけが浮き上がってしまう感がある。
「LOSER」以外で好きな曲は「Beercan」。
脱力している事に変わりは無いが、リズム全般からメロディまで全てが気持ちがいい曲。
「Steal My Body Home」での壊れたシンガーソングライターっぷりも嫌いではない。
いずれにしてもアルバム全体としては嵐の前の静けさを感じる。
補足的情報として
(2005-04-17)
「loser」の共作者カール・スティーヴンソンは1998年1月号のBuzzのインタヴューで「歌詞で言ってることがあまりにも乱暴に思えたんだよね。これを子どもたちに聴かせていいのだろうか、って思ったよ」と述べており、意外にもベックと見解に相違があります。ベックは仲間同士の冗談などから歌詞を書くことが多いと述べていますが、そういった歌詞にだってそれなりの効果があるのではないか。それは「遊び」なのであり、私たち聞くほうの側はその「遊び」に一緒に参加することで違う場所や時間に連れていってもらうことができる。それはむしろ子どもであるということから生まれるものだと思います。子どもたちほど乱暴で残酷なものはいないし、しかもそれはただ乱暴というだけで終わってしまうものではなく、もっと、なんというか、広がりのあるものなのではないかなと思います。カールはあまりそういった側面を理解しないのかもしれない。
「soul suckin jerk」はシングル「loser」のカップリングとして違ったバージョン(rejected)が収録されています。これはオリジナルほど手が加えられていないけれど、その分ベックのヴォーカルの醍醐味と言うか、パワーのようなものを感じることができる。「you know it?」「that's right!」のあたり、いいですよね。パブリック・エネミーに対するオマージュ的側面だと思います。おすすめです。
「mutherfuker」はアナログ(7インチ)で「steve threw up」と共に収録されているが、曲が終わった後に短い(44秒)ボーナストラックというかノイズが続く。ここでは「goddamn cheesecake in my jeans!」という思わず笑ってしまいそうなベックの叫びを聞くことができる。cheesecakeには「ヌード写真」と言う意味のスラングがありますが、チーズケーキがジーンズの中に入ってるイメージをそのまま想像するのも楽しいですね。「steve threw up」の歌詞(スティーヴが吐いた(threw up)ものを30個ほど列挙する)も「nitemare hippy girl」の最後の畳み掛けの歌詞とともに音楽抜きでも楽しめるものだと思います。レコード自体にもさくらんぼ付きのカップケーキの絵がついていてかわいらしいです。300円くらいで売っているのでプレーヤーをもっている方は是非。