何故か悩みに悩んだ末やっと購入!
(2008-09-11)
何故か以前から欲しいのだが、手に入れるまで3ヶ月を要したのがアレサ・フランクリンのライブCD。躊躇した理由というのも評判は確かに今なお素晴らしいのだが、30年以上前の作品をいざ購入となると、これがどうして中々踏み切れないという忸怩たる思いがあった。がそんなこと、いざ購入して聞いてみるとこれが大正解でした。いやはや女性ヴォーカリストの女王として君臨するだけの歌唱力と迫力です。特筆すべきは、サイモン&ガーファンクル「BRIDGR OVER TROUBLED WATER」のアレンジは素晴らしく、深く心に沁みてくる曲に仕上がっており流石と言える。
アレサのライブなら外せないでしょう
(2007-07-16)
A.フランクリンの全ディスコグラフィを押えている訳ではありませんが、少なくともA.フランクリンのライブ盤へストとなれば、その筆頭は間違いなく本作('71年作)ではないでしょうか?
フィルモア・ウェスト@サンフランシスコ、70s初頭とくれば、否が応でも"ロックの殿堂"となる訳ですが、勿論、A.フランクリンはソウル/R&Bカテゴリ。プロデューサーであるJ.ウェクスラーでさえも不安はあったでしょうが、内容はこの通り。[1]から圧倒的な熱気と歓喜に支えられている様子がビシビシと伝わってきます。
[2](S.スティルス作)でウネリまくるB.パーディのds、原型を留めない程R&B調になっている[4](言わずもがな、レノン=マッカートニー作品)、ブレッドの名曲[5]も熱いシャウトがよく似合うアレンジ(^^;。アレサ自身個人的にはいろいろあったであろう70s初期ですが、ここでは完全に吹っ切れていたであろう事はこのライブを聴けば明らかです。
K.カーティス(sax)を筆頭に、C.デュプリー(g)、B.パーディー(ds)、P.モレイラス(perc)等のキングピンズやB.プレストン(org)、メンフィス・ホーンズのひたすらタイトで熱い演奏があってこそのライブであることは言うまでもありません。
極めつけは[9]でR.チャールズをステージに引っ張り上げてのパフォーマンス。J.ウェクスラーも後でいろいろを冷や汗をかいたらしいですが(^^;
まだまだ聴きたい/聴かなきゃいけないA.フランクリン作品はありますが、何はともあれ本作は先ず聴いておかないといけない作品ですね。
邪道な聞き方かもしれませんが
(2006-05-29)
もちろんアレサは凄い!何百回言っても足りないくらい。でもね、僕にとってのこのアルバムの真の主役はそうパーディー&ジェリー大先生のリズム隊の凄さなのだよん。2曲目 Love the one you're with を聞け!歌を生かすことよりも己の存在を誇示するがごとくサビ部分で「タチータ、タチータ」を連発するパーディ大先生。アホすぎて素晴らしい!5曲目 Make it with you で主旋律より目立ちすぎているぞ!ジェリー先生のオブリガード。デュプリー先生も、ビリーもミシシッピー・コンゲーロもどいつこいつも「歌心」満載すぎて誰が主役だかわかんなくなっちゃう瞬間が連発する、まさにライブな一枚。歌伴をしっかり(でも何気にいい加減なところもありつつ)努めるミュージシャンたちが輝けた幸せな時代ならではの一枚ですね。ダニーの「ライブ」と共にこれは一家に一枚です。(追伸)先日、ブルーノートでドュプリー&ジェリー先生、生で観てしまいました。凄かったです!極悪オヤジでした!
船頭多くして船山に?
(2004-07-18)
ロックの殿堂フィルモア・ウェストでのライブということで、さしもの女王も肩の力が入りすぎたのでしょうか?私は昔から1~2曲目に懐疑的でした。最初の「リスペクト」は勢い任せの叫びに終始し、オーティス・レディングの感動的なバージョンとは比較になりません(「Live In Europe」のそれを聴くべし!)。
2曲目「愛への讃歌」も不完全燃焼。演奏全体、特にバックコーラスとパーカッションのノリが今ひとつアリーサの歌と噛み合っておらず、最後までドタバタ劇のまま。本家本元のスティヴン・スティルスの完璧なバージョン(1stアルバム収録)には到底及ばない出来です。
しかしそこから先が凄い!3~5曲目のロック・クラシックのカバーは怒涛のがぶり寄り。原曲を徹底的に換骨奪胎し、全くのオリジナルに仕上げてしまうセンスがお見事。特に「明日に架ける橋」は最高のソウル・バラードに変貌しています。6曲目のベン・E・キングのカバーもリラックスした雰囲気で大好き。
7曲目。ビリー・プレストンのオルガンと絡む歌声こそ、女王の真骨頂。8~9曲目で「ソウルの天才」と共に爆発的なクライマックスを迎え、10曲目のダイアナ・ロスのカバーでクロージング。完全無欠のライブ盤とは言い難いものの、やっぱり名作です。そして皮肉にも、ティナ・ターナーというパフォーマーの凄さを思い知らされる盤でもあります。ソウル・レビュー風のライブよりも、小編成のバックの方が女王の凄さをさらに引き出せたことでしょう。惜しい!
アレサが歌えば何もかもアレサ節
(2004-06-27)
1.Respect 2.Love the One You're With 3.Bridge over Troubled Water 4.Eleanor Rigby 5.Make It With You 6.Don't Play That Song7.Dr. Feelgood (Love Is a Serious Business)8.Spirit in the Dark9.Spirit in the Dark (Reprise)10.Reach Out and Touch (Somebody's Hand)
キング・カーティス率いるキングピンズをバックに従えて、LAのロックの殿堂・フィルモア・ウエストへソウルクイーン・アレサが殴りこみをかけ、白人ロックファンから拍手喝采を浴びたという伝説の一枚。そんな歴史的価値を抜きにしても、めちゃ迫力のかっこいいライヴアルバム。②なんかは、ステファン・スティルスの原曲に近いが(というか、原作者が憧れたソウルっぽさを見事なまでに再現してる)、③は甘さを排した感動的なゴスペルに、ビートルズの④が見事なジャンプナンバーに、とアレサが歌えば何もかもアレサ節にしてしまうこのアクの強さは、ほんま天才です。
バックで煽るのは伝説のドラマー・バーナード・パーディーとジェリー・ジェモット(B)の畳みかけるような前のめりのリズム。P:トゥルーマン・トーマス、Org:ビリー・プレストン、そしてギターはコーネル・デュプリー。⑧でゲストにレイ・チャールズ。