マイ・ウェイはいまひとつ
(2005-10-18)
マイ・ウェイはライブ、特に晩年の歌い方の見事さや説得力と比べると物足りない、歌が硬いしアレンジもゴテゴテ。素晴らしいのは意外なイエスタデイやミセス・ロビンソンで前者はゆっくりと感情込めた寂しさ溢れる名唱、敢えて無機質に歌うポールとは正反対。後者はスイングして完全に自分の歌にしている。黒いオルフェは悲しみの名唱でこれまた素晴らしいぺりー・コモとも大分違い是非聞き比べてほしい。
ごぞんじシナトラ十八番
(2004-08-11)
やはり、シナトラの絶頂期はキャピタル・レコード時代だろう。自身のレーベル「リプリーズ」から1969年にリリースされたこの一枚、さすがに年齢とともに、声量、声の張りがいま一つ。それを、ドン・コスタ編曲指揮の豪華絢爛、抜群のテクニックぞろいの大オーケストラが大音量でカヴァー。もっともシナトラの声の張りがいま一つといっても、晩年には歌い方に、若い時代にはなかった「情感」がある。もちろんマイ・ウェイがいいが、ビートルズナンバーのイエスタデイやサイモンとガーファンクルのミセス・ロビンソンなど現代の歌で新境地も見せている。(松本敏之)