リアル・インテリジェンス
(2006-03-07)
荒涼としていて、どこか冷めきっていて、
まるで遠い記憶をぼんやりと眺めているような世界観。
UKハードコアパンクの頂点、ディスチャージの方法論をそのままテクノに摩り替えたようなこの作品は、
間違いなくリチャード・ジェイムスのキャリアの中でのピークであると思います。
とある有名な音楽評論家が全盛期のアレック・エンパイアをさして
「デジタル化したディスチャージ、或いはスピード狂のリチャード・ジェイムス」
と言っていたのを懐かしく思い出します。
この作品の登場によってイギリスのテクノ・エレクトロニカは
ジャンク、ノイズへと方向転換を余儀なくされた訳です。
野田努はこの作品のことを悪く言いますが、
僕はこの作品がリチャードジェイムスのアルバムの中で1番好きです。
愛して止みません。
有機的
(2005-05-24)
木の温もりを感じるようなビート、鳥が囀るようなシンセ。
高速ドラムンベースの③⑥⑦や暴力的な⑤ですらその背後に静けさが
佇んでいる様に感じます。そして極めつけの⑩は完璧に別世界。
気がつけば雨上がりの森の中を独り歩いている、そんな感覚です。
「Selected Ambient Works 85-92」もですが、静寂を音にして表すのが
非常に巧みな人だと思います。
バラエティに富んだ作品
(2005-02-07)
才気をビシバシ感じる作品に仕上がっている。
なので、いかにもエイフェックス・ツインらしいと
いえると思う。
ただ、途中の神経症的な曲の展開は、少々辛く感じる
ときがある。決してリラックスしながら聴けるような
アルバムではない。聴く側にもエネルギーを要求するのだ。
逆に、9曲目の「mookid」などは、アンビエントかという
ぐらいのたおやかな優しいメロディ。こういった2面性が
リチャード・D・ジェイムスの真骨頂である。
おすすめというCD
(2005-01-12)
レビューにもあるように、時代遅れを全く持って感じさせない素晴らしさ。
いつ聞いても新鮮。
ジャケットも手元に置いておくとお守りになりそう…。
ヴぇんとーりん
(2004-11-25)
数ある彼のアルバムの中で最も奇妙であり素敵な作品だと思います(勿論ジャケットも含めて)。とにかく色んな物がポンポン飛び出してきます。Aphex Twinの曲を聴いた事が無い人にはこのアルバムをお勧めします。かっ飛んだものから、ゆったりしたものまで色々詰め込んでありますよ。