なんにもなさを楽しむ
(2007-07-13)
とにかくだるい、でもそのグダーっとした感覚が病みつきに
なって繰り返し聴いてしまう、そんな作品。
ロックやヒップホップでよく取沙汰される反骨精神。
それは不徳の体制に反逆する意志ですが、それが行き着く所
まで行くとこんな作品になってしまうのかも。
全部どうでもいいよ、っていうスタイルだけど、それを
ここまで完璧に一つ一つのトラックで表現していると
「しゃきっとしろ」なんて文句が言えないほどカッコいい。
具体的には6070年代のハードロック・ブルースのギターリフの
ループを中心に、乾いたドラムが乗ります。シングルカットされた
"LATIN LINGO"を聴けばわかる通り、91年の時点で既にビートを繰り返す
だけの単純なドラムパターンから脱却を図ろうとしており、
センスも感じさせます。B-REALのなよっとした感じのラップも
素晴らしい。(OUTKASTのアンドレに似てるかも)
BECK/MELLOW GOLD、DINOSAUR.Jr/GREEN MINDあたりに通じる空気があります。
スモーキー
(2004-10-06)
記念すべきファースト。そして最高傑作。クセの塊のようなマグスのトラックにBリアルのラップ、当時サイプレス中毒者がどれだけいたか。2パック出演の映画、「ジュース」で使われていた2(サントラ未収録)、呪術的な3などがクラシック。あ、センドッグも渋いです。