CNNであり、N.Y.TIMESである証拠
(2006-08-11)
現在、ラップ、ヒップホップはただの音楽の一ジャンルにおさまっているかの感があるが、本来のものはそのようなちっぽけな枠にとらわれることを潔しとしない。これらの音楽シーンを引っ張っていたいわゆる演奏家達が自らの音楽をたとえたのが本レビューのタイトルであるが、本作はそれをそのまま体現して非常にメッセージ性が強い。歌詞をよく読むとなんとまぁ激しいことか(当然放送禁止)。それに比べてテレビに出てくるユニットたちのなんとまぁお行儀の良いことか(だからテレビに映っているのですけど・・・)。管理された、お行儀の良い自由ではないものがここにはある。お勧めです。是非お聴きください。
PE絶頂期の一枚
(2004-10-23)
前作『It Takes A Nation Of Millions To Hold Us Back』が、ヒップホップ初のコンセプトアルバムとして注目を集め、PEが最も注目されていた時期に発表された3rdアルバム。
作りがそれ以前のラップアルバムと異なり、完全にノンストップの作りとなっており、曲と曲の間に間が無い。なにより凄いのはフェイドアウトする曲も最後の曲までないことだ。
曲目が多く、全体的には少々中だるみの感じられる出来だが、要所要所での曲は必聴と言ってよい。特に、2. 3. はのりが良く掴みとしてはバッチリだし、5.は最高にノイジーなトラックとChuck Dのラップを堪能できる(Chuck D自身もPEで一番好きな曲に挙げている)。また、最終曲である「Fight The Power」はSpike Lee監督映画の主題歌に採用され、大ヒットした歴史的名曲と言える。
個人的に最も注目に値するのは、元N.W.AのIce Cubeが参加した9. Burn Hollywood Burn。Cubeの出演はほんの数秒だが、存在感の大きさをアピールしている。この直後、Ice Cubeはソロ1stアルバム『AmeriKKKa's Most Wanted』をPEのプロデュース集団Bomb Squadのプロデュースで製作している。
black energy
(2003-05-24)
今日買ったばっかなんですが、超イイっす。PCで聴いてて音質なんて悪いのに、こんなにグルーヴィーなのはなぜだ。PUBLIC ENERMYなんてグループ名に名前負けしないエネルギーが音から伝わってきます。このアルバムはかなり売れてるんですね~。
追随者なし?
(2003-01-15)
私がパブリック・エネミーをリアルタイムで聴いたのは10代後半の頃でしたが、今の10代後半の人達がこれを聴いたらどう思うのか、興味のあるところです。最近は寡聞ならぬ「寡聴」なので間違っているのかもしれませんが、パブリック・エネミーのスタイルを継承しているアーティストっていないんじゃないでしょうか。
このアルバムは一気に聴かせる「強さ」があります。