チャート上位に君臨したミニアルバム
(2008-04-23)
LP当時、ビルボードだったかな、メロディメーカーだったかな、このミニアルバムがヒットチャート上位をマークし続けた。
日本版のリリースの予定はなく、どーしても聴きたくて輸入版を秋葉原で買った記憶があります(結局1年後に日本版はリリースされましたけど)。
針を落とした瞬間は衝撃的でしたね。
4th『The Unforgettable Fire』からプロデューサーがブライアン・イーノに変わり、ひと皮剥けたU2だと思ったが、このライブパフォーマンスを聴いてライブ版『Under the Blood Red Sky』よりスケールアップを感じました。
B面は未発表曲2曲のスタジオテイクが収録。『The Unforgettable Fire』に収録されなかったのがおかしいくらいの佳曲。
ぜひこのCDを入手したら、『The Unforgettable Fire』に足して、個人的に『(完全版)The Unforgettable Fire』を作って聴いてほしい。
感動的
(2006-03-02)
「Bad」は1984年11月11日バーミンガムでのライブ収録。「A sort of homecoming」は1984年11月15日ロンドンでのライブ前のサウンドチェックに歓声を足したもの。残り2曲はシングル「The unforgettable fire」のカップリング曲。この2曲はベストアルバム「1980−1990」の初回限定ボーナスCDにも収録されています。このミニアルバムはとにかくライブ2曲につきる!どちらもアルバム収録バージョンとは比較にならないほど生気に満ち溢れ感動的な演奏になっている。特に「A sort of homecoming」でのボノのヴォーカルは絶品。美しい。
「焔」と共に聴いておくべきミニアルバム。
(2005-10-22)
イーノのプロデュースにより、それまでよりワールドワイドな世界を創り上げたアルバム「焔」からのライブヴァージョンと未収録作品。ライブヴァージョンはどちらも、スタジオ録音より柔軟な演奏となり、スタジオでの固さがライブ演奏でこなれており、個人的には、ライブヴァージョンに軍配を挙げる。残りの2曲も当時のLP収録時間の関係なのだろうが、収録されなかったのが不思議な位、高水準なのである。これは、元々ミニLPとして発売されたものをそのままCDにしたのですが、CDの収録時間を考えると、「焔」のCDにボーナストラックとして加えて発売してもらいたかった。演奏には文句なく星5つ以上!
『焔』(The Unforgettable Fire)のライヴテイクとアウトテイク集
(2003-01-13)
トラック1は、『焔』の淡々としたスタジオ録音より二分以上も長く情熱的なナンバーです。個人的には評判ほどスタジオ録音を圧倒しているとは思いませんが、しかし、「バッド」がU2の名曲としてあげられるさいには必ず「ライヴ・ヴァージョン」という指定がつきます。U2がライヴ演奏をもって示すロックンロールの可能性にリスナーは多かれ少なかれ説得されるでしょう。延々と長く続くけれどそのうちぐんぐんと胸に迫ってくる熱い演奏に合わせて、ボノのヴォーカルが、麻薬中毒者のすさんだ情況について“This desperation dislocation Separation condemnation revelation In temptation isolation desolation”とほとんどが“バッド”な意味合いの“ation”を並べ尽くして表現します。そのあと、曲は、“バッド”な状態を振り切って麻薬中毒者を救おうとし、「ぼく」は覚醒した状態で眠らずにいると訴えるのです。
紙幅の関係上、2については割愛。3は、ポジティヴな曲調で重厚なハーモニーやギター、そして太陽の光りとその下で生きる自分を全面肯定し祝福する詞がこの時期のU2には不似合いです。3とともに『焔』から外された4は、別れる相手に「すべての道は君のいる場所に通じている」と言ってやるところが甘く切ないヨーロッパ的なポップナンバーです。最後のエッジのリズム・ギター演奏は『焔』の次作『ヨシュア・トゥリー』の「ホエア・ザ・ストリツ・ハヴ・ノー・ネーム」へと断絶しながらもつながっていくような気がするほどすばらしいです。
日本盤ライナー・ノーツを参照すると、「バッド」の歌詞からとられた「ワイド・アウェイク」の意味は、1.すっかり目の覚めた、2.用心深い、3.広い縁の中折れ帽、だそうです。『ヨシュア・トゥリー』のジャケットでボノとエッジが「ワイド・アウェイク」をかぶったことを思うと、U2が非常に意識的かつ用心深く人生を歩んだことに驚きます。
ただし、現在の基準では、値段のわりに曲数が少なすぎるので、星四つです。