多様な音楽性
(2007-01-03)
U2のアルバムは数あれど、この時代が一番パワーがあったように思う。
アルバム全体を通して感じて欲しいのはその音楽の多様性。
それは、詰まるところ「U2の歩いて来た足跡」そのものである。
2曲目にはギタリスト:エッジによるボーカルも聴くことが出来る。
ゴスペル教会でのコラボレーションに、BBキングとのブルースセッション。
ロックも、ハードなものから、スローなものまでと、実に多様。
音楽性の深さ広さも感動的だが、1曲1曲の持つ「響くもの」こそ感じて欲しい。
とにかくこの時期のU2は非常にかっこいいのだ。
スタイルがそもそも渋く、若い時代とは思えないほどにクールである。
ライブ音源・スタジオ音源の混合という珍しいアルバム構成も目玉だが、
そういう難しいことは置いておいても楽しめる作品の数々が並ぶ。
U2が生み出した独特の音楽性の数々を感じることの出来るこのアルバムは、
ぜひ聞いて欲しい1作となっている。
The Edgeの真骨頂
(2006-05-04)
このアルバムの二曲目「Van Diemen’s land」でリードをとるのは、
いつもはバックボーカルのみのThe Edgeです。
弾き語りによる完全ソロで、
あまりうまいとはいえませんが、独特の声質と伸びのある歌声で、
とても聴きごたえのある小品に仕上がっていると思います。
バンド編成で歌のうまいギタリストというと、
BonJoviのRichie Samboraなんか凄かったりしますが、
The Edgeの声はU2の志向するサウンドとの相性という意味では、
これ以上ないほどはまっていることを再確認できました。
ギターを堪能したいというのであれば、
なんとってもM8の「Silver and Gold」でしょう。
同タイトルのDVDでも確認いただけますが、
親指をチョッパースタイルで弦にたたきつけ、
コードカッティングにおいて細かいニュアンスを出す中盤、
終盤からラストにかけて繰り広げられる怒涛のコードソロなど、
目からうろこのPLAYが目白押しです。
その他も捨て曲なしで、ライブとスタジオの変則スタイルながら、
大変完成度の高いアルバムになっているとおもいます。
悲劇の地から
(2004-09-04)
ちなみに2曲目「Van Diemen's Land」はエッジが歌っていますのであしからず。同名の映画がDVDで発売されていますが必見です。ありとあらゆる意味においてロックコンサートの理想形が記録されています、ここでの演奏とパフォーマンスを見て何も感じない人はロックを聞くのを止めて下さい、と思える程の素晴らしい内容になっています。WARから始まる初期3部作の集大成がこのアルバムで完結しています。時代を超え語り継がれるであろう名盤である事は間違いないでしょう。アイルランドと言う歴史上悲劇の地から親から借りたわずか500ポンドをポケットに押し込みロンドンへ旅立った4人の少年の戦いとサクセスストーリーが記録されている
まさにドキュメントです。
全面に溢るる魂
(2003-08-15)
アメリカを見つけようとか難しい一切のテーマを断ち切って音楽にのみ耳を傾けるとこれほど「魂」を持ったアルバムはない。自分にも「魂」があってそれが揺すぶられているのを感じる。特に2曲目「Van Diemen's Land」を朗々と謳うボノの姿は「たましい」そのものである。
君の「魂」はどうだ。
ライブシーンとオリジナル曲の合体が見事!
(2003-03-18)
これはあくまで同名映画のサントラではありますが、スピーカガンガンで聴けばもう踊らずに入られない迫力!ライブシーンの曲とオリジナル収録曲がここまで見事に溶け合っているのにはただただ感動。つまり二つが合わさってほかには到底ありえないキテレツなジャンルのアルバムができてしまっていますのです。アルバムなのに映画のようなストーリーを感じてしまうような・・そんな感じです。