ひさびさに夢中で読んだ
(2008-10-01)
どんなできごとをも、笑いと涙をブレンドしながら、芸に昇華していく、
そのすごさ、たくましさを学びました。
実にテンポよく話がすすんでいき、読み終わったあとも
ずっと心に残っているすばらしい作品です。
★10個本
購入した日に、読破してしまいました。素晴らしいです。
(2008-09-19)
本書は、談春師匠の前座時代から、真打に至るまでの様々な葛藤(談志家元との絡み、志らく師匠他の方々との出会いと、日々の落語に対する研鑽等等)を談春師匠らしい独特の言い回しで書かれていて、一気に引き込まれました。
また、家元の弟子達への愛情(その裏返しとして、厳しい躾があるのですが)もしんみりと伝わってきました。また新たな「家元像」が出来た感じです。
機会があれば、家元や志らく師匠、談春師匠の高座を是非拝聴したいと感じました。
すばらしい。
(2008-08-14)
談志さんとその一門のかたがたの様子がよくわかりました。
談志さんの魅力が存分にちりばめられ、これまでどこか遠ざけていましたが、一度談志さんの落語を聴いてみたいと思うようになりました。
談春さんの筆致、脚色も面白いです。
一気に読みました。
『赤めだか』を「根多」に談春が聞きたい。
(2008-08-03)
開口一番の一行に続く一節を読んだだけで一気に引きこまれた。とにかく文章がうまい。世間や人間に対する鋭い洞察力。「間」の取り方が冴えわたるユーモア。肝要な点を確実にとらえた描写力。談春の高座を思わせる滑舌のよさ、小気味よいリズムがある。随筆でありながら、優れた落語の条件を満たしている。
内容がまたいい。「落語は人間の業の肯定だ」と言い切る談志が放つ毒や話芸の凄みの中に落語本来の姿を感じ、「修業とは矛盾に耐えること」と断ずる談志の教え通りに修業に打ち込む談春の気真面目さ。立川志の輔のずば抜けた力量。高田文夫の才能を見抜く眼力。弟弟子・志らくのマイペースなはぐれ方。そのほか、桂文字助をはじめ、談春が前座時代の修業をともにした談秋、談談、関西ら兄弟弟子たちがくり広げる人間臭いやりそこないの数々。奥深さの奥が抜けて底なしになったような落語の深さや、立川一門の有り様がつぶさに見て取れる。
でも、何といっても本書の読みどころは、師匠に「恋焦がれる」談春の眼差しで見た、巷間伝わるイメージを覆すような、かっこよくて、才気にあふれ、限りなく優しい立川談志像だ。最終盤、談志の師匠で喧嘩別れした柳家小さんと談志との一瞬の邂逅が記されている。この場面には心を揺さぶられると同時に、呆気に取られるだろう。今は、この『赤めだか』を「根多」にした、談春の人情噺が聞きたくて仕方がない。
とにかく面白い。
(2008-07-28)
この人の筆力は一流です。大変面白く同僚、師匠との関係が赤裸々に描かれており一気に読み終わりました。今度はこの人の落語を聴いてみたいです。