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古典落語 これが名演だ! (光文社新書) お気に入りに追加
京須 偕充
出版社・発売元:

光文社

媒体: Book
ランキング: 151706
発売日: 2005-12-13
カスタマーレビュー

初心者にとっての大きな意義  (2006-08-02)
第1弾「CDの名盤」にも書いたが、このシリーズは生落語をなかなか聴けない落語初心者にとってもっとも読みやすく分かりやすい落語入門書。特に、落語のサゲは書かない書籍が多いが、サゲは落語の場合他のお笑いほどの大きな意味を持たないと私は思うので、演者によるサゲの工夫まで書いているのがかえって嬉しい。それに、圓生・小さんらのような初心者には少し取っ付きづらい故人の名人はどんな噺から入ればいいのか、についてすごく参考になった。以上主に2つの意味で大いに意義のある書籍だと思う。

京須偕充さんにしては・・・・  (2006-07-17)
 京須偕充さんは、私にとって尊敬の対象であり、かつ、うらやましい人です。子供の頃から寄席に通い、長じてCBSソニーで落語関係のプロデューサーとなり、「円生百席」を完成させ、志ん朝師匠の速記本を完成させた人です。
 彼が、選ぶCDや「名演」なら、無条件で受け入れてもいいかもしれません。
 しかし、やはり業界の人です。
 さまざまなしがらみがあるので、「モット突っ込んで言ってもいいでしょう?」あるいは「そこまでおもねなくてもいいでしょう?」という点が多々目に付きました。
 批判と悪口は違います。
 京須偕充さんなら、「悪口」とは取らずに「批判」と見てくれるでしょうに、妙に、奥歯に物の挟まった表現が多いと思います。
 これから落語の世界に入っていく人に、「名演」を紹介するなら、とことんやってほしかったですね。

 ただ、私は、彼の100分の1も寄席に行っていないかもしれませんが、ラジオやCDやテレビで相当数の落語をコレクションしてきましたが、落語は、「上手い」「下手」と、そういうものとは無縁の表現不能な「ふら」も判断基準であろうし、「ふら」の部分は個人的な好悪の問題でしょうから、客観的な「名演」はありえないでしょう。

 そういう点に気をつければ、「落語」の世界のガイドブックとして最高の一冊だと思います。

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