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一夢庵風流記 (新潮文庫) お気に入りに追加
隆 慶一郎
出版社・発売元:

新潮社

媒体: Book
ランキング: 37442
発売日: 1991-09
カスタマーレビュー

無題  (2008-08-18)
男と男の友情が熱い! 熱すぎる!

私の人生に多大な影響を与えた一冊です。
こういう小説ですと、主人公がカッコよすぎると他の人物の影が薄くなりがちなのですが
他のキャラも実在、架空ともにいきいきと動きまわります。
特に私が好きなのは親友の奥村助衛門ですね。

慶次が前田家を出て行こうとした時、奥村がやってきてこう言います。
「鞍だ」
慶次は最初、蔵の事かとも思いましたが、すぐに違うと気付き馬小屋に案内します。
「鞍だ」
それでもしつこく言う奥村に馬の鞍を差し出すと、奥村は鞍に袋をどさっと乗せて言います。
「金だ。 重いが、役に立つ」

シビレましたね。(私の友達もこの場面が大好きで、お金を私に渡す時にたまに言います)

他にもどうしても慶次を前田家の為に斬らねばならない事になり、奥村が親友として
斬りに来るのですが、慶次がかたびらを着込んでいたので斬り損ねてしまいます。
慶次は「この男に斬られるんじゃあしょうがない」とあきらめてたので
「腹は駄目だ。 首をやれ」と言うのですが奥村は「もうこの刀では斬れん」と斬りません。
「脇差がまだあるじゃないか」となおも催促すると
「友を二度斬るのかね。 俺が、そんなにお前を斬りたいと思うのか」
慶次を斬った後自分も死のうと考えていた奥村は泣き出してしまいます。

すごく大好きです。 マンガ化されたのも頷けます。
2009年の大河ドラマは「天地人」らしいですが、登場する前田慶次がどんな風か今から楽しみです。
・・・でも、原作は大して面白くなかったので(あれで賞をとったのがよくわからない)
どうせなら、この一夢庵風流記を大河ドラマ化して欲しいです。

数え切れないくらい読んだな・・・  (2008-08-04)
もちろん最初は漫画「花の慶次」からでした。
たまたまこの原作本を手にしてから、今手元にあるのが3冊目。
1冊目はボロボロになり、2冊目は知り合いにあげた。
ぜひ彼に読んで欲しかったから。

もうストーリーも慶次郎の生き方も全て知っているはずなのに、
何度読み返しても泣ける。感動する。胸が熱くなり血が滾る。
最高の物語です。

何より、こんなに痛快な男が実在していたというのが何よりも最高。

明日、慶次郎の供養塔がある米沢・善光寺に行ってきます!

名著  (2008-07-06)
真の傾奇者は実力があり気位も高くなければならない。
男ならかくもありたい。

男が男に惚れるとは…こういうことなのか  (2008-04-24)
僕は、週刊少年ジャンプに掲載された「花の慶次」から興味をひかれてこの本を手に取りました。漫画の世界で魅了された前田慶次郎や、その周辺の漢(おとこ)たちに、もう一度会いたいと思って読み始めたのです。

そして、隆慶一郎氏の世界に魅了されてしまいました。

描かれる主人公達の男ぶりがとてもいい!そして、逆説的に敵役として描かれる男達の、女々しさがいい!さらに、女達の美しさやなんともいえない性的な魅力がたまらない。

原作を読んで、原哲夫さんはほんとうにこの作品の良さをわかって、僕たちに伝えてくれたんだって思いました。

未履修問題で補習を受ける高校生に読んで欲しい。  (2007-03-28)
さて困った。この本に一体何かレビューが必要だろうか。面白く、かつ読後感さ
わやか。今更そんなレビューは必要ないだろう。とにかく、この本には人生が詰
まっている。未履修問題でくだらない補習を何十時間とするぐらいなら、その分
この本を読む方がよほど今後の人生に役立つだろう。これからの日本を背負う若
者に是非とも読んでもらいたい。ついでに、同じ作者の「死ぬことと見つけたり」
も。

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