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Berserk 3 (Berserk (Graphic Novels)) お気に入りに追加
Kentaro Miura
Jason Deangelis
Dan Nakrosis
出版社・発売元:

Dark Horse Comics

媒体: Book
ランキング: 130649
発売日: 2004-04-14
カスタマーレビュー

プロローグが終わり、物語はガッツの生い立ちへ  (2006-11-06)
壮大なる叙事詩『ベルセルク』の序章、「欲望の守護天使」が今巻で完結します。1巻から3巻に亘る長いプロローグでしたが、「千年帝国の鷹篇(現在連載中)」以前の世界観を見事に凝縮した素晴らしい導入部となっています。
贄、烙印、使徒、ベヘリット、因果律、ゴッドハンド、そしてグリフィス、この後に展開される壮大な物語の様々なキーワードが次々に登場し、非常に濃密な内容となっていますね。この巻に仕掛けられた数々の伏線が、ガッツの過去を紐解いていくことで見事に解き明かされ、それが又更にスケールの大きなストーリーを展開していくスタート地点ともなっている。巧みに構成された物語は読者を魅了して止みません。
又、単体のエピソードとしてもこの「欲望の守護天使」は非常にレベルが高いと感じています。
何故人をやめ使徒となってしまったのか、そこにある耐えがたいほどの苦悩や怒り、恨み、悲しみ、憎しみといった負の感情から生まれる絶望、そしてその裏返しにある愛情の深さ、そういった感情の爆発を、伯爵を通じて鮮やかに描ききった著者・三浦建太郎氏の描写力、ストーリーテラーとしての能力には脱帽する他ないですね。
伯爵の娘・テレジアの描写もまた素晴らしい。このテレジアに見られるテーマ性は、特に断罪篇(「ロストチルドレンの章」におけるジル、「縛鎖の章」におけるファルネーゼ、「生誕祭の章」におけるニーナ)にて多く語られる『ベルセルク』のもう一つの主テーマとも言うべき内容なのですが、それがこのごく初期から既に確立している点、大長編でありながら描くべき基軸に全くブレがないことの証ですね。
伯爵との決着、ゴッドハンドと邂逅を終え、物語はガッツの生い立ちへと移ります。今巻では大体3年刻みに、ガッツの誕生、母との別離、父との日々、初陣までが描かれます。"黒い剣士"の素地がどのように培われたのか?その苛烈で凄惨な履歴が読む者の心を捉えて離しません。

フェムトと4魔神が顔をみせてくる  (2006-08-10)
前巻で瀕死に叩きのめされた「魔物」の君主の血と絶望によってベヘリットが魔空間を開いた。そこでガッツと因縁のありそうは鷹の魔神フェムトと、他の圧倒的な強さを誇る4魔神が初登場する。「降魔の儀」にいったい何がひつようなのかが、この巻ではあきらかにされる。
城主編が終わった後は、屈強な剣士ガッツが生れ落ちて傭兵団に育てられるまでのいきさつを書いてある。最後の章からガッツの生い立ちと青春をかく「黄金時代」スタート。物語は、ガッツ誕生のときにさかのぼる。

人間であることをやめた者、人間であることで留まった者  (2005-09-02)
 正直、どの巻から書こうかと悩んでいましたが、3巻、この巻からにします。人間であった者が魔獣(使徒)と化し、その生贄として選ばれてしまい、呪いの烙印を刻まれてしまったガッツはいつ終わるとも知れぬ絶望的な戦いの中に身を浸す。その暗黒こそがガッツを支える唯一のものだった。黒い剣士として彼らの前に立つガッツはいつ会えるとも知れぬ超越者たちを捜していた。ほぼ不死身の伯爵と戦っていたガッツは苦しみながらも決定打を与えた。ボロボロになった伯爵を娘の前に引き合わせ、そこで全ての怒りをぶつける。それは自分を呪った者たちへの咆哮のようでもある。そんな時、べへリットが血を流し、ゴッドハンドが出現。全ての元凶が出てきたが、ガッツは、、、。本当に望んだ絶望的な叫びこそが魔を呼び込む。自分の最愛なるものを犠牲にすることで力を得る。だが、伯爵はそんな化け物に成り下がっても、娘を想う気持ちだけは捨てなかった。                                                      魔であるか、無となるかという選択を強いられ、伯爵が選んだのはテレジアという希望。伯爵に残された人間らしい最後のカケラ。そして伯爵は渦へ。その因果律がなくなり、再び姿を消したゴッドハンド。一人残ったテレジアを救うために敢えて自分への憎しみを与えることによって死のうとしていたテレジアに生きる目的を与えたガッツ。その辛さは痛い。ガッツの父、ガンビーノの話は厳しい。中世という時代、子どもに対する想いとかは今とは随分違うもので、感情的に現代から見ることは難しい。自分を守るもの、頼るべきものは剣しかないということに本能的に気づいたガッツが剣を抱く姿は寂しい。ガンビーノが薬をくれたあの一瞬こそガッツにとって特別なものだったのかもしれない。独特の世界観があり、爆走している。この眼鏡、4つ星と見た。人間の極みを問う秀作である。

最高  (2003-01-05)
スプッラターが凄い。すさまじい主人公ガッツの活躍を描く第三巻。舞台はヨーロッパの暗黒時代に似ている。血踊り肉わき上がる。ドキドキしながら見ましょう

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