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プレッシャーと戦う人間を描いた作品 (2008-03-19) アーサー・ヘイリーは好きな作家の一人で、プロフェッショナルな男を描かせると天下一品だ。本書は彼の作品の中ではコンパクトであるが、やはりそんな男たち(女性もいますが)が知力と体力の限りを尽くす様が描かれる。 英国からカナダへ向かう約6時間のフライトを行う旅客機の中で食中毒が発生し、乗客ばかりか操縦士が二人とも意識不明の重態に陥るという危機が発生する。乗客の中で唯一飛行機の操縦経験があるのは、13年前の戦時中に戦闘機を操縦した経験を持つが、現在は車のセールスマンのGeorge Spencerで、彼が操縦を任されることになる。Spencerが昔乗った一人乗りの戦闘機と数十人の乗客を乗せる旅客機は全くの別物であり、目的地のバンクーバー空港で待機する現役パイロットのTreleavenからの無線指示に基づいて、操縦に苦闘することになる。 とてつもないプレッシャーに晒されながら、全力を尽くす人間の姿は気高く、胸が熱くなります。