よい本だが,初学者にはむかないと思う
(2007-07-22)
何度も版を重ねている,定評のある書物である.
しばらく前までは,ここまでがっちりと解説された神経生理学の和書(本書の以前の版は日本語訳が出版されていた)は,ほとんど見かけなかったし,現在でも内容の濃い一冊であるといえる.
しかし,神経科学に関して予備知識の少ない初学者には,難しいのではないだろうか? 少なくとも,初心者を意識して手取り足取りの説明,というレベルではないと思う.
初学者には,私はお勧めしない.これから神経科学を一から学ぼうという方には,まず松村(著)「ニューロサイエンス入門」(サイエンス社),次いでデルコミン(著)「ニューロンの生物学」(南江堂),というステップを踏むことをお勧めする.逆に,上記にあげた書物程度の知識は持っていないと,本書は絶対に難しい.
もちろん,本書の内容はリッチであり,今後も改訂版が継続して出版されることを期待したい,それだけの優れた著作であると感じている.
がっかり
(2005-06-17)
第3版までは全体が非常にcoherenceをもって書かれていて神経科学の入門書としては非常に良い本でした。けれども、この第4版は本全体のcoherenceも失われ、内容も十分に吟味されず無理をして色々なトピックを網羅しようとした結果、非常に中途半端な本になってしまいました。
学部生クラスが勉強をする入門書ならばPurvesのNeuroscience、大学院生がちゃんと勉強するのであれば、KandelのPrinciples of Neural Scienceか、Larry SquireのFundamental Neuroscienceを通読する事を勧めます。
Fourth Edition is better than third one.
(2004-05-07)
2版から3版、3版から4版へと進化を遂げた『From Neuron to Brain 』。あらたな編者を加え内容も充実、進歩の著しい脳神経科学の基礎から詳細な情報を満載。サイズも一回り大きくなり印刷も黒と青からカラーにグレードアップし顕微鏡イメージング写真もクリアーに表現されていて容易に理解しやすい。神経科学の初学者にも入り込みやすい内容でお勧めしたい一冊。
From Neuron to Brain
(2004-04-28)
見た目が立派な本であり、しかも英文ということで怖気づいてしまう人もいるかもしれませんが、あえてこの本は神経科学の初学者にお勧めしたいと思います。英文といってもターゲットは勉強し始めの学生(?)を対象として書かれているので、非常に読みやすいです。辞書など要らないくらいです。また、図が多く、ぱらぱら眺めているだけでもずいぶんと勉強になります。
この本は脳神経科学の教科書の中でも、特にシナプスにおける電気生理的な現象(活動電位など)について詳しいです。パッチクランプなど、電気生理学の観点から勉強をする際には、必読といってもいいかもしれません。
もちろん高次の脳機能についても、説明が詳しいので、この価格でこの内容だったら文句なく五つ星ですね!
最高!
(2003-05-23)
絵も見やすく、分かりやすいです。最新の知見も豊富にあります。
認知療法、感覚統合にヒントがいっぱいです。