Yearling Books
これはいい (2008-09-20) ニムが、果敢に、現実に挑む。 色々な作戦を実行して 自由に生きて強くなっていく。 色んな場面で活躍し、 愛を信じるアドベンチャー。
映像でも是非見たい! (2008-05-07) Nimという名の女の子 は科学者のお父さんJackと南の孤島で二人暮らし。お母さんが鯨の調査に行ったまま戻ってこなくなって以来・・・。ある日お父さんがプランクトンの調査でボートで漕ぎ出したまま、なかなか帰ってこない。でもいつもそばには母親代わりのようなおっとせいのSelkieや友達のイグアナのFredがいるし、海亀のChicaも産卵で戻ってきた。 ある日メールをチェックした時からAlexという自分の好きな作家とのやり取りが続くのだが・・・。 NimとAlexとのメールのやりとりがこの話の大事な要素です。このやりとりが、特にNimの心の拠り所となったり、互いの行動の鍵となったり・・・と、現代ならではの面白さだと思います。 NimはJackが3日帰って来ない間、(遭難したお父さんとのやりとりは、海鳥に運んでもらう手紙だけ) この地球でたった一人の会話と相談相手をそれらのメールに見出して、怪我をしても何とか一人でやっていきます。窮地に陥ったとき、Alexにヒーローならどうするか?と相談するやり方がなかなか賢いというか、けなげというか・・・。 一方、冒険談の作者だが実際にそんな体験をしたことがなく、本当は女性のAlexandraであるAlexは、自分のメル友がたった一人で南海の孤島でいることに気づき、ようやく彼女を助けるために初めて都会から出て島へ向かう決意をするのだが、その時やはり自分の小説のヒーローだったら?と自問自答するところが面白かったです。まさしく小説家ならでは。 パソコンに向かうだけの冒険小説家・・・なんだか我々現代人の日常を言い当てているようですね。もちろん電子メールが二人をつなぐもとになったのだけれど、時には自然に出てみよう、と言われているのかな。また、ヒーローになるということは実際にはフィクションの世界と違って大変なのだが、少し他者へ目を向けることで我々もそれに近づけるのかも・・・と受け取ったら教訓的過ぎるでしょうか? 最後がほぼ予想通りだったけれど、全体的に読んでいて楽しかったし、何よりNimの頑張りがけなげで可愛かったです。 南海の孤島でがんばる女の子とその子に鼓舞されて頑張る大人の女性、実際の映像で是非見てみたいです。