21世紀の資本主義の運命は
(2003-12-20)
著者のビル・エモット氏はイギリスエコノミスト誌の元編集長であり,
1990年に「日はまた沈む」にて日本のバブル崩壊を予測した方です.
本書は20世紀の現状から,21世紀には各国,そして資本主義自身は
どう動いていくのかをエモット氏の見方で論述しています.
もちろん,これは個人の意見ですからこの本を読んで抱く感想,
評価は様々ですし,世界はこの通りに進むわけはないとと思います.
しかし,教養を深める意味では読んでみる価値はあるのではないでしょうか.
内容は前半は各国の予測で,
「アメリカのリーダーシップ」で米国はリーダーの地位を保ち続けられるかを,
「中国の野心」で中国の資本主義は成功するかを,
「岐路に立つ日本」で日本の復活への条件を,
「ヨーロッパの羨望」でユーロの行く末を予測しています.
著者の性格からいって,EUに甘く日本には辛口でした.
後半は資本主義が持つ弱点,不平等の拡大に耐えられるか,
環境問題との対峙など資本主義自身を問う話になっています.
その結論が終章の「用心深い楽観主義」なのですが,
私個人は21世紀も波瀾万丈で資本主義自身もこのままでは
いかないだろうと思っています.私は21世紀は高齢化問題の
世紀だと考えているのですが,エモット氏はこの問題を
深く掘り下げて無かったことが残念でした.
Don't buy this book
(2003-10-09)
Bill Emmott's lack of vision is not helped by his poor statistics, which are are way off the mark. There are better books to spend your money on.
冷静な経験主義から導かれた慎重な楽観論
(2003-09-12)
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