時代設定が妙味
(2008-10-23)
レビューに書かれてる方がいらっしゃいますが、
私も第一印象は『きみにしか聞こえない』でした。
現在と明治を設定にしたことがストーリーを面白くしてくれたと思います。
100年前という近くも遠くもない、そして人の寿命ともリンクされている気がしました。
ケータイでしか接点を見出せないというもどかしさが、恋心を尚更煽るのでしょうか。
月が電波塔の役目なんてこれもまたケッタイでロマンチックです。
星なら100年前の光を見ているかも知れないんですよね。
タイムトラベル系が好きな方は楽しめると思いますよ。
『天然コケッコー』の好演から注目している夏帆さんですが、
今回でも彼女の不思議な魅力は随所に見られますね。
時空のつながりに心が温まります
(2008-10-05)
時代と場所をうまく絡めながら展開する良い映画です。
人とのコミュニケーションが心を温めていくことを教えてくれた気がしました。
「ありがとう」という言葉が 心地良い響きになります。
地元の事を調べてみようと思いました。
非常に良い作品と思います。
どこかで聞いたことがある話だが、かなりの傑作
(2008-09-07)
おおまかな設定で言うと「きみしか聞こえない」にそっくりなのですが、かなり良かったです。「きみにしか聞こえない」と同列においてもいい作品だと思います。
面白いところと、ハラハラするところ、感動するところのメリハリがあってよかったと思います。
まず、明治と平成で物事の感覚がまるで違うところが面白かったです。金銭感覚や、学校、風習の違いがわかる所は少し笑ってしまいそうでした。「100年違うとこんなにもちがうんだ」という驚きもありました。逆に100年を経て渡った手鏡のシーンは感動させられました。そして、そこからクライマックス、ラストはハラハラ、そして感動させられました。
「きみにしか聞こえない」が好きな人ならきっと気に入る作品だと思います。「きみにしか聞こえない」が好きな人はぜひ見てみてください。
時を超たせつない初恋物語
(2008-06-25)
突飛な作劇でも、好きだけど逢えない時の壁が切なさモードとなる作劇はジワジワと多感な青春モードへと引き寄せて、好感の持てるファンタジーとなっています。
超大作ではない(TVドラマでも可とも思えますが...)が、明治時代の東京も見所のひとつ。銀座や本郷の街並み、人々の服装など、きちんと時代考証され再現されています。
未歩役の夏帆は「天然コケッコー」で好演したばかり。特別美人という訳でも、演技が上手いという訳ではないのですが、彼女の持つ独特な自然さがスクリーンの中で不思議な魅力を感じます。家庭問題があったりして、つっけんどんな態度から少しずつ素直になる少女の変化を体現してなかなか良かったです。
ふたりが時を超えて、銀座でデートする作劇アイディアは独創的だし、プレゼントの交換にまつわるエピソードなどタイム・パラドックスとして少々イージーかなと思えなくもなかったですが、お互いの姿が見えなくても伝わり合う「声」と「想い」。「時は離れていても、心は近くに感じる」という情感は十分に伝わる演出でした。