ワーナー・ホーム・ビデオ
娯楽映画と割り切っていても、ご都合主義が目立ってしまう (2008-11-16) メル・ギブソン、ジュリア・ロバーツという2大スターの出演で、監督が「スーパーマン」「リーサル・ウェポン」のリチャード・ドナー、タイトルが「陰謀のセオリー」ですから期待するなという方が無理でしょう。 しかし、この手の映画のお約束ですが、CIAがメル・ギブソンを追うのにあれだけの人員を投入していながら映画館に逃げ込んだ時点で映画館を封鎖しないとか、ジュリア・ロバーツに受信機を付けておけば一番確実なのにわざわざピザの箱だけに受信機と盗聴器を付けるところとか、ジュリア・ロバーツがいかにも怪しいメル・ギブソンをいくら何でも信用しすぎなこととか、ご都合主義が目立ちます。陰謀もリアリティのない使い古されたもので、最後の展開もある程度の予想出来てしまいます。 黒人の捜査官が何回も頭を殴られて、気絶する振りをしながら、「またこれか」と言っている場面のユーモアは良かった。拳銃で殴って気絶させるというのは多くの映画に使われているけれど、実際に拳銃で殴られて、死にもせず、あんなに都合よく気絶するはずはないと思っていた人も多かったのではないでしょうか。 パトリック・スチュアートの悪役ぶりや、音楽の使い方などは良かったけれど、作品全体としては、パッとしない出来だった。