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劇場版傑作の1つ (2008-07-31) 劇場版ドラゴンボールZ。 劇場版は原作の物語の進行に関して矛盾する点が含まれるのが常であるが、 世界の設定は、(大全集の公式発表は無視して)ナメック星編以降の原作のパラレルストーリーと考えるとよさそうだ。 あくまで一例だが、ナメック星でフリーザを首尾よく倒した後、 地球に帰還した悟空一行は劇場版前作でフリーザの兄・クウラを撃退、 このとき初めて悟空はスーパーサイヤ人に覚醒した、 とでも考えて鑑賞を始めるとあまり混乱せずにすむかもしれない。 フリーザ戦の元気玉が強すぎてフリーザは即死、ナメック星もあと5分で爆発状態になった、 とか細かい矛盾点もつぶせるストーリー展開(↑でもまだ矛盾点は残っているのだが)を各々自由に考えていいのだろうと思う。 いずれにせよ鑑賞にあたって重要なのは、 原作のパラレルワールドであるということと劇場版前作と連動しているということである。 今回の舞台は新ナメック星で、敵はメタルクウラ。 前作のクウラがサイボーグとなってパワーアップしている。 メタルクウラ単体は人造人間17号より少し強いぐらいだろう。 サイボーグということで、原作の同時期がメカフリーザから人造人間編であることを多少意識していると思われる。 今回の最大の見所は劇場版ベジータ初登場に加えて、 悟空とベジータの2人のスーパーサイヤ人タッグが実現していることだろう。 ここで少し原作を振り返ると、スーパーサイヤ人が初めて2人並んで読者に衝撃を与えたのが、 未来から来たトランクスと地球に帰還した悟空が接触した時である。 その次は、人造人間17号&18号戦でトランクスがベジータを助けに入るシーンがあるが、 17号たちの強さが中心に描かれているのであまり注目されずに終わっている。 以降はセル編に入っていく。 そういうわけで、ライバル関係にある悟空とベジータが スーパーサイヤ人状態で共闘するのは非常に魅力があるといえる。 ベジータは格好よく登場した割にあまり活躍していないように見えるので、もっと見せ場があるとよかった。 観るものに絶望を与えるメタルクウラの大群の描写などは印象深く、今回注目の名シーンである。 決着シーンはやや不完全燃焼な気もするが、本作は劇場版作品の中でも特に優れたものの1つに挙げられるだろうと思う。