ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
70年代を彷彿とさせる骨太のアクション映画 (2008-08-25) 今回1500円という格安リイシュー発売されたので、購入し観てみました。 まず、スーパーヒーロー物アメリカンコミックスのお仲間とは決して思えないハードボイルドな作品でした。 心からハッピーを感じさせないところは、共通の雰囲気だと思いますが。 警官主人公が、銃密輸取引捜査で、マフィアの息子を射殺。 その報復で、主人公のファミリーが全員殺され、主人公一人が生き残ります。 手が出せない警察に不満を持ち、マフィアへの復讐の鬼と化し、自力でマフィアいちみを殺害。 最後にボスを倒し、目的達成したが、後の人生を私刑執行人「パニッシャー」として生きることにした主人公。 という、パニッシャー誕生の物語なのでした。 この作品、低予算でCGに頼らず、実写で70年代のマフィア映画に似せたというだけに、 ホント、手作りの雰囲気があります。CG映画に見慣れていると逆に新鮮に感じます。 容赦なく人がどんどん殺されていく無味乾燥さは、かつてのマフィア映画そのものです。 その辺、心にわだかまりが残るかも知れません。 全編ハードボイルドな中にも、アパートの住民との人間らしいふれあいもあって、 心情に訴えようとしています。 しかしボクは、作品全体に正義感がどこからも感じられず、悲しい作品だと思いました。 パニッシャーは、万人向けの娯楽スーパーヒーローとは似ても似つかない、 アングラ異端児的なヒーローです。 最後に、このDVD、近年の作品にしては所々画質が良くないです。 これも低予算の影響でしょうかね…。