ついにラルンガ出現! 撃退せよ、短槍遣い!!
(2008-05-23)
第12巻は、第23話「シグ・サルアを追って」と第24話「最後の希望」。
毎月待ち遠しいこのシリーズも残すところあと1巻となりました。
さて、いよいよ宴の地に向かってチャグムが動き出します。
水の精霊誕生をゴールに譬えるなら、今回はさしずめ最終コーナーを曲がって
直線に入ったといったところか?
バルサたちや、狩人をはじめとする新ヨゴ皇国の軍勢らが共同戦線をはって
チャグムを守ろうとするのだが、謎が多くてなかなか思うようにはかどらない。
でもね。
真実を得ようと互いに協力し合って頑張ろうとする彼らの姿がすがすがしくて、
画面のこちらから応援するのにも思わず力が入ってしまうのですよ。
バルサも狩人もトロガイもタンダもシュガも、『武人』なのですよね。
武を扱う人という意味ではなくて、心意気・人格・品格の潔さが『武人』なのです。
冷静に状況を観察していたタンダのおかげで、ラルンガを撃退するための『最後の希望』
つまり切り札を得るわけだけど、最後まで武人の誇りを忘れずに、無事、水の精霊を
守り抜いてもらいたい! 頑張れ!!
さて、また1ケ月のあいだ、首を長くして待つとしよう。
次回で最後なのだから、我慢しよう……。
正真正銘『最後の希望』だね!?
守り手、再び
(2008-04-15)
偕成者社刊・上橋菜穂子原作『精霊の守り人』TVアニメ第23,24話を収録したDVD12巻です。
「ミニパト」「攻殻機動隊S.A.C」の神山健治監督期待の新作でもある本作。
古めかしくも穏やかな中国のような舞台と3D、2Dを合成させた奥行きのある背景美術、
リアルタッチのキャラデザと凛とした主人公バルサの生き様が世界観を彩っています。
(総合6.5/10点)
第二十三話「シグ・サルアを追って」★★★★☆7/10点
子どもから大人へ。姿を整え、視線と考えを正したチャグムの積極的な姿勢が
秀でています。前回に続いたバルザとタンダの微妙な距離感を言葉少なく
綺麗に描かれ美しい。水の精霊発動の窮地と相まって、集団で闊歩する3D描写と
全員で挑む見えない敵との戦いの素早さ、緊張感はさらに盛り上がっています。
戦闘描写についても当然心配ご無用。腰を据えて高次元の仕上がりを堪能できます。
第二十四話「最後の希望」★★★☆☆6/10点
勢いは前回同様に、タンザの鋭い洞察力が秀でた物語です。
最後の石板による読み間違え発覚から、かつての敵同士が袂を分かつ姿は
実直で精錬。敵の脅威や見た目に気を取られず、足元が良く見えている冷静沈着さ
とその勇気に感心させられます。視野を広めた戦闘場面も手抜きなし。さすが。