ステキな映画でした
(2008-10-06)
天才児・ヴィトス少年は黒目がちで可愛いし、
おじいちゃんもホッとするような優しさがあった。
少年のピアノ演奏シーンはどれも素晴らしくて、
特に最後は見ている私も拍手したくなりました。
物語は、予想以上に楽しめて心が温かくなる感じ。
時にユーモラスな味付けに笑ったり、素敵でした。
ヴィトス少年が初恋の少女を相手にレストランで
するやりとりが好きです。おませで可愛いな〜♪
それにしてもブルーノ・ガンツさんて、役柄で
別人のような印象を受けるのがスゴイと思う。
大切な人が亡くなる場面に流れるモーツァルトの
絶筆「ラクリモサ」も美しく心に染みました・・。
見て損なし
(2008-10-05)
★5つはあげ過ぎかも知れないけれど、とにかく最後まで退屈なしで
楽しめたので、★5つでOK!という事で^^
なんといっても主人公ヴィトス少年の幼少期の可愛いらしさと、
少年期を演じた彼の演技力とピアノ演奏の素晴らしさに尽きます。
ストーリーも、天才と凡人の狭間で苦悩する思いや
それを理解してくれるお祖父さんの存在の素晴らしさ。
主人公と母親の苦悩や父親の会社での立場と、沢山の大盛り込みですが
決して盛り込みすぎて失敗という事もなく、ちゃんと全ての出来事が
最後にカッチリとハマってきます。
そしてそして、最後の主人公のカッコよさ!
ここまでカッコよくする必要はあったのかしら?wと思いますが
そこはまぁ、エンターティナーという事で全然OKです!
とにかく見て損は無いと思いますのでお勧めです。
ピアノコンチェルトみたいな物語です
(2008-09-07)
とても面白かったです。
天才のヴィトスの物語。
ピアノの大好きな幼い天才ヴィトス。
彼の天才的な行動が観る者を魅了します。
純粋さと天才でヴィトスが話をしっかりとリードし、
天才に振り回されながら、大人の事情で悩む両親、
温かく見守る友人、
懐の深い祖父、
それぞれが自分の物語のパートをヴィトスのバックで奏でます。
ヴィトスと周りの人達とのみごとな協演です。
まるでピアノコンチェルトの形式を物語にしたようです。
淡々と話が進むのですが、スイスの綺麗な風景や素晴しい音楽とともに
ストーリィーにどんどん引き込まれていきます。
ラストはこの映画を象徴するピアノコンチェルトのコンサートです。
ヴィトスのピアノとオーケストラがとても素晴しいです。
「商品の説明」に異議あり
(2008-08-18)
「人生は独りで演奏するソロではなく、様々なパートの音と響きあいながら奏でるコンチェルトのようなものだと気づいたとき、大きな奇跡を起こす」。はたしてそんな場面が映画のどこにあっただろうか。本作品は、「天才少年の孤立を描いた物語」でも「傲慢な天才少年が周囲と合わせることの大切さに気づく物語」でもない。内容紹介は明らかにこの作品の本質を誤認している。
老ピアニストは言う。親や教師のためにではなく、自分のためにピアノを弾きなさい、と。祖父もまた、一度手放してみれば大切さに気づくと主人公を諭す(この作品を観た人はおわかりかと思うが、事実、主人公は一度、それを試みている)。この二つのセリフこそが、この作品のテーマを読み解く鍵である。
本作品は、天才少年が、才能があるからでも、周囲に期待されるからでも、協調性の大切さを知ったからでもなく、自らのピアノに対する深い愛に気づいたがゆえにピアノと向き合うまでの過程を描いた物語なのである。『僕のピアノコンチェルト』という邦題に騙され、「コンチェルト」という演奏形式に深い意味を見てはいけない。事実、原題は単に『VITUS』であり、「ヴィトスの物語」を意味しているに過ぎない。
<ネタばれ>力が合わさってこそ真の天才
(2008-08-17)
自分は天才じゃないから主人公の気持ちはよくはわからないけれど、彼の周りにいる人々の苦悩が伝わってきて感情移入しました。特に才能があるのだからそれを伸ばしてやりたい母親の気持ち。愛情があるからこそ厳しく当たってしまう。そしてそれを拒絶する主人公。学校でも天才扱いで普通の少年のようには扱ってくれない。IDテストでわざと力を抜いたりピアノをやめたり、唯一理解してくれるおじいさんとのチェスで負けてみたり。普通の子供として扱われたい。そんな気持ちが表れるシーンがありますが結局はそれも天才であるがゆえにできたことじゃないかなと思ってしまいました。
理解者のおじいさんを亡くすことで彼は自分の才能と向き合っていく。一人では何もできないとわかった瞬間ではないでしょうか。たとえ天才でも一人では何もできない。そんな映画からのメッセージが強く印象に残りました。