素敵な恋の物語
(2008-08-18)
生まれたときからの友達、30歳独身のナニとヒョンテの同居から始まる物語。第1話はコメディータッチですが、このドラマは決してコメディーではなく、恋と仕事に悩む30歳の姿をしっかり描いた素敵なドラマです。多くの心に響く台詞があり、共感することしきりでした。台詞と音楽に注目です。
言いたいことを言っているようだけれど、お互いをよくわかっているから、自然に気遣いあう2人の姿がとてもうらやましい。一度は相手を異性として意識したことがあるものの、気持ちが揺れても大切な友人を失いたくないという思いから、相手に対して踏み出せずにいる切ない思いもうまく描かれていました。久しぶりに胸がキュンとなりました。
そして、ドラマの設定によく合った内容の歌詞のBGMもしっかり味わって聴いて欲しいです。さらに、劇中でナニがよく歌っていますが、これらの歌も場面設定にぴったりの歌なんです。(「魔法使いサリー」のテーマソングなんていうのは、笑いをとるためですが・・・)これらの歌もOSTに収録して欲しかったと思います。きちんと歌詞を味わって全曲聴くとドラマの印象がより深まります。こんな風に多くの既存の歌をうまくドラマの場面に当てはめたのはアメリカの人気ドラマ「アリー・my・ラブ」を思い出します。(このドラマも30歳前の独身女性の物語でした。)ただし、私が見たのは韓国盤オリジナルなので、著作権の関係などで日本盤でカットされていないことを祈ります。
印象に残ったので私が探した曲は・・・
・1話でナニとヒョンテが酔って歩きながら歌っていた「なんとなく歩いた」 (イム・ジョンファン) (→この歌は、後の回でも何回か歌っていました。)
・15話でナニがカラオケで歌っていた「鵞鳥の夢」(カーニバル)
(→キム・ドンリュルとイ・ジョクという2人の実力者による名曲!歌詞を味わうと、歌っているナニの心情にジ〜ンときます。)
・ナニが何回か劇中で歌っていて、16話ラスト近くで同級生6人で歌った、去り行く青春を惜しむ歌、タイトルもずばり「30歳ごろに」(キム・グァンソク)
「サムスン」を良質にしたラブコメの秀作
(2008-06-11)
最近の韓国ドラマの一つの傾向として,30代女性の生き様を描いた作品が増えているように感じます。
その背景には,日本と同様,韓国でも女性の高学歴化と就業率の増加による結婚適齢期の高齢化という結婚事情があるのかもしれませんね。
本作も,「私の名前はキム・サムスン」に続いて…というふれ込みで,一発大逆転を狙う30歳の女と,初恋の痛みをひきずる30歳の男が繰り広げるドタバタラブコメディです。
ヒロインを演じるのは,人気史劇ドラマ「海神」のスエで,相手役のヒョンテを演じるのは,「4月のキス」でもスエと共演しているイ・ジョンジンです。本作は,イ・ジョンジンの除隊後の復帰作としても注目を集めています。
“サムスン”を意識してか,知的な正統派の美人女優というスエのイメージを打ち破るかのような,“サムスン”もどきの壊れた場面が満載で,スエの頑張りが伝わってきます。ただ,“サムスン”と違ってあまり下品な印象がありませんので,本作の方が日本人向けのような気がします。
そして,ラブコメですから当然ラブシーンも結構ありますが,適度というか嫌味がなくて,その点も好感が持てます。
さらには,韓ドラの天下の宝刀に頼る事無く,淡々とストーリーで見せる点も評価できます。突然記憶喪失になったり,交通事故で死んだり,不治の病になったり,出生の秘密が出たりすることもなく,この手に有りがちな契約恋人という設定もありませんので,安心してドラマに没頭できます。久々にズッポリはまってしまいました。
本作が大人気となれば,今後はこういうタイプの作品が増えてくれるかも知れませんが,日本でいくら売れても肝心の韓国で売れなきゃダメなんですよね。みんなガンバレ〜!