コチャックよ、主役はキミだ!!
(2008-06-30)
見かけはジャイアン(?)でも性格はのび太以下なかなりの困ったちゃんな男、
コチャック。現実にこんな奴いたらいやだけど物語となると話は別。こういうのがいると俄然面白くなります。
ポリマーリンゲル液の配合で意外な才能をみせ、ダウンバーストの危機を脱します。
これで他の仲間と結束が深まる…なんてもちろんありません(笑)
そしてもう一人の困ったちゃん、ワップはついに滑稽な最後を迎えることに…
いよいよ物語は終盤に向かいますが、やはりボトムズはこういった「人間くさい」奴らが一番の魅力だと思うのです。
それにしてもプールでくつろぐキリコってなんか似合わないね(笑)
第9話「ダウン・バースト」の演出について
(2008-06-25)
「ペールゼン・ファイルズ」は全体的なクオリティは必ずしも高くないものの、「いかにもボトムズ」という雰囲気があるので、多少の問題には目をつぶってだらだら観てしまう、付き合ってしまうというファンは、私だけだろうか。
しかし、終盤に向けての重要なエピソードとなる「ダウン・バースト」は、これがボトムズチーム、高橋組の仕事なのか?と苦言を呈したくなる演出(あるいは脚本)上の難が目立った。
今回の目玉となるPR液の設定の元ネタは、昔のロシア戦線で水冷エンジンの凍結を防ぐ「不凍液」不足のためドイツ軍の車輌が動けず、大損害を被ったというエピソードだろう。着目点はいかにもボトムズらしくて好感が持てたのだが・・・
* 零下200度でも動けるPR液の配合比を、現物で実験するのは良いのだが、それを常温の室内でやっている描写に違和感を感じたのは私だけではあるまい。冷凍庫なり冷却器なり、もう少しそれらしい小道具は無かったのか。「1℃違っても・・・」というセリフも絵的には疑問。
* 基地に迫るバララントの大軍を、なぜ5機で外に出て迎え撃つ?と作戦に疑問を感じたのも、私だけではあるまい。ダウン・バーストが来れば安全な基地に戻る、それまでの時間稼ぎとか、何か説明が欲しかった。
* 予想通り、バララント軍のATは凍ってしまうのだが・・・なぜキリコ達のATも凍ってしまうのか。敵に囲まれ絶体絶命の状況でダウン・バーストが発生し、不凍PR液のお陰で彼らのATだけが凍らず動けて、オセロゲームのような奇跡の一発逆転!という話ではないのか?
* 劇中ではキリコ達のATも一時的に凍結してしまう。それはいいのだが中のパイロットも凍っているように見える(もとい実際に凍っている)描写はいかがなものか。これ以上コメントしない。
* その後のワップの一人芝居もイマイチだった。これは声優というよりは脚本・演出レベルの問題と思う。ところで私が脚本を書くなら、ワップ機のPR液配合もいい線行ってて、「キリコ達のATと同じく」ダウン・バースト直後の気温で動けるが、後一歩のところで間違っており爆発する、という流れにする。
* 上でワップの芝居について触れたのは、5機の生存を知ったウォッカムらの驚きのリアクションが「なかった」ことに言及したかったから。どう考えても脚本・演出のミスではないのか(あるいはスケジュールが遅れて、話の流れを知らずに演じているとか?)。ここで確信を得たウォッカムが次の特殊作戦に彼らを起用する、という重要なシーンではと思う。
以上。今回のシリーズで最も失望したエピソードだったので、苦言を呈しました。
「ポリマー・リンゲル液」の意義
(2008-06-25)
第1話からの一連の流れ_「観察者」の目的が達せられたと言えるでしょう。
ダウン・バーストを起こすまでの流れが初めから仕組まれており、その状況から生き残る事ができるかどうか、「異能生存体」が本当に存在するのかを確かめたかったというのがウォッカムの目的だったという事ですね。
ATがPRLでどう稼働するのかがこのシリーズで初めて具体的に描かれている訳ですが、それが単なる後付設定ではなく、分隊の5人が絶対の危機をどう生き残るかを描くための布石だった。
このダウン・バーストこそM7の爆発_自分達で招いた災い…。
異能生存体に賭けているペールゼン、ルスケが分隊の生存を確認する。正に奇跡。
第10話はもうクライマックスですよ!!
百年戦争終結を宣言する情報省次官ウォッカム、彼に異議を唱えてくれる筈だった国防相のヘリが墜落する…!
「ペールゼン・ファイル」の屈辱的な返却。
「近似値」で構わないと、5人全員が異能生存体だと言うウォッカム、異能生存体はキリコだけだと言うペールゼン。
投薬により死を待つばかりのペールゼン(ただし「ザ・ラストレッドショルダー」の時点ではまだ生きているので本当に致死量なのかは不明)。
バーコフ分隊の5人が到着し、彼等は除隊となり、情報省直轄の特殊部隊ISS所属となる。
ルスケがますますロッチナになってきましたね。
メルキアから最高戦略会議の決定が届き、毎秒45億の膨大な戦費を要する未曾有のモナド攻略戦が遂に始まる!
BGMはOP「鉄のララバイ」のインスト版。「毎秒45億」って単位は何でしょうね。「ギルダン」はウドの通貨だし。
特殊部隊"ISS"は300名、だが実質5名_この宇宙で最も重要な5人…。
ISSの報酬は100倍、除隊後の年金等の待遇でも今までとは比べ物にならないと言うウォッカムの言葉がTVシリーズ第1話を知っていると嘘なのだと分かりますね。そう、既にTVシリーズを観ている私達は「豊かな未来の為」と云うウォッカムの言葉が嘘だと知っているのです。
制作されたのが一番最近でありながら、確実に第1話「終戦」の「謎の作戦」に繋がり、それに更なる説得力を持たせるように終わる予感がします。