リメイクの目的
(2008-06-02)
やはり、何のためのリメイクかという考察に尽きるでしょう。
若い人が見て、黒澤を見直してほしいの?
時代劇の活性化のため?
この映画のラストシーンは三十朗の後姿ですよ!
対決シーンの斬り合いばかりが話題になるけど、あのラストの三船の演技があればこその三十朗でしょう。
織田三十郎にもあの背中の芝居をしてほしかった。
三船をとことんまねてほしかったと思います。
予備知識ナシで観ましたが、おもしろかったです!!
(2008-06-01)
かつての三船版を観たことのない世代ですが、リメイク織田版「椿三十郎」、たいへん楽しめました!!
三船版が好きな人はソレ、織田版しか知らない僕等は、コレでよいのではないでしょうか。
何よりも、三十郎と若者達の関係が素晴らしいと思います。
剣の達人ではあるがユーモラスで人間味溢れる三十郎。織田裕二の二枚目半ぶりがよく合っています。
金魚のフンの様に集い、意気盛んな若者達。三十郎とのやり取りが実に愉快です。
今でいうと、ROOKIESかごくせんか、そんな青春ドラマを観ているようでした。
最初は三十郎の無骨さについていけない若者達が、ふれあいの中で、三十郎を信頼し頼もしさを感じていきます。
そして協力して悪を倒す。そこには、何物にもかえがたい友情が芽生えているのでした。
最後は、お約束でヒーロー主人公はかっこよく去っていき、その生き様が若者達の心に深く刻まれます。
これぞ正しく青春。観ているわたしたちも、若者達に同化して、三十郎が大好きになっています。
誰もが三十郎の様な人間になりたい!!と思うはずです。
かっこよすぎますね。ホント、三十郎は時代を超えて生きていると実感しました。
また、作品を貫くどこか平和な雰囲気もなじみやすいです。
おどおど臆病な悪人達。
半分やる気のなさそうな室戸半兵衛。
おとぼけな奥方と娘。そして城代家老。
ユニークな捕まった侍、佐々木蔵之介は最高ですね!!
とにかく、見終えた印象は往年の青春ドラマです。
後味の良いおもしろさ、かっこよさ、心に残る人物像。これこそエンターテイメント!!
多くの皆さんに観てもらいたい傑作痛快時代劇です!!
改めて知る黒澤の偉大
(2008-05-28)
本来比べること自体に意味はないのかも知れませんが、本作を観て改めて黒澤明監督の偉大さを知りました。最後の決闘シーンで多少の独自性を出そうとしたのかもと想像しますが、やや空回り。あの白黒オリジナルを観てしまった者には、カラー(色付き)ということ自体からして、既に安っぽく見えて仕方がありませんでした。すいませんが、以上です。
黒沢作品は知りませんが…。
(2008-05-25)
黒澤作品の『椿三十郎』は知りません。
やっぱり豊川悦司がカッコイイですよ。
佐々木蔵之介もいい味出しています。
空気の読めない城代家老の奥方と娘、
頭の悪い若者たちにちょっとイライラしましたが、
黒澤作品でもこうなんですか?
締りが悪い
(2008-05-25)
三船版を彷彿とさせる織田椿が良かった。ぶっきらぼうで癖のある台詞回しが良い。
全体的に和やかで、黒沢版で見られる血なまぐさい人殺し描写が薄れていて見やすい。
体重掛けて振り下ろされる人切り包丁の迫力がまったくない。子供の頃に見た時の「これ本当に殺してるんじゃないの?」と思うようなものはない。
捕まった若侍達を救出するときの個人対大多数で繰り広げる大立ち回りシーンは見事!あのシーンだけでも見た甲斐があった!
最後の名場面をあのようにアレンジされたのが悔しい。さすがにあのままやるわけにはいかないのだろうが、映画史上に残る名決闘シーンがああなるかぁといった複雑な思いが残る。
やはりあの迫力を超えるのは至難の業なのだろう。
元ネタがやっぱり奇跡の映画なんだろうな〜。