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マイティ・ハート/愛と絆 スペシャル・コレクターズ・エディション お気に入りに追加

出版社・発売元:

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

媒体: DVD
ランキング: 11418
発売日: 2008-04-04
レビュー (Amazon.co.jp)
ブラッド・ピットがプロデュースし、アンジェリーナ・ジョリーが主演。ふたりの愛の結晶となった本作は、実在のジャーナリスト、マリアンヌ・パールの物語だ。同業の夫とともにパキスタンに滞在するマリアンヌは、行方不明になった夫が誘拐されたと知らされる。妊娠中の彼女は現地の警察やFBIの協力も得て夫を探すが、捜査は遅々として進まない…。マリアンヌ本人と親しい間柄となり、役作りを重ねた結果、アンジェリーナの切迫した演技は観る者の心をつかんで離さない。夫の誘拐に泣き叫びたい思いを抑え、凛とした表情で捜査に協力する姿が、かえって痛々しいのだ。  監督は、社会派作品も数多く手がけてきたマイケル・ウィンターボトムで、撮影も実際にパキスタンのカラチで行われ、ドキュメンタリーのような映像がリアル感を増幅する。現場で即興の演技が求められたことで、キャスト自身、思いもよらなかったであろう表情もカメラに収められた。ウィンターボトムはなぜか出産シーンが好きな監督で、今回も生々しい描写が登場する。通常のハリウッド映画とは違って、展開も含めて誰もがヒューマンな感動を受ける作りになっていないのが、本作の特徴。それは、作り手側が世界の現実をありのままに映そうと努めた結果でもある。(斉藤博昭)

カスタマーレビュー

実際にあった事件をもとにした社会派作品です  (2008-09-11)
“ウォールストリート・ジャーナル”の記者ダニエル・パール氏が中東取材中に
誘拐・殺害された事件の真相を綴った妻マリアンヌ・パールの手記『マイティ・ハート 新聞記者ダニエル・パールの勇気ある生と死』をアンジェリーナ・ジョリー主演で映画化した作品。
 
共にジャーナリストとして活動している夫婦、ダニエル・パールとマリアンヌ・パール。9.11テロの後、2人はパキスタンのカラチへとやって来た。ある日、ダニエルは妊娠5ヵ月になるマリアンヌとディナーの約束をして帰国前の最後の取材へと向かった。しかし、彼はそのまま行方不明となってしまう。すぐさま、地元警察を中心にダニエルの捜索が始まるが、ついにそれは、誰もが恐れていた誘拐事件へと発展してしまう。

これじゃ実際の作品を映画化したとあってとてもリアリティーに富んだ作品で、特に印象的なのがアンジェリーナ・ジョリーが旦那が行方不明でも気丈にふるまい、亡くなった後も凛とした姿でテレビの取材に答えている姿です。

きっと実際に行った彼女はどんな気持ちで取材に臨んでいたのかと考えてしまいます。こういった作品は何が真実なのかを歪めてしまう恐れもありますが、事件を忘れないということにはとてもいいと思う。善悪の判断もですが、何が正しいのかということなど明確なものなどないと思います。
このような作品が増えればととても強く思う。

軽視できる作品ではない  (2008-09-01)
 あるジャーナリストが拉致される。生きていると信じて探すその妻と国際機関。劇中よくわからない機関やテロリストグループの名前が出てくるけど完全に理解できなくてもいいと思う。問題は何の罪もないジャーナリストが拉致され、その家族が苦しみ、たった一人の人間の捜索に大勢の人が動くということ。一人の人間の命の価値の重さを克明に映し出した作品だと思います。
 日本でもジャーナリストが殺害されているし、軽視できる作品ではないと思う。愛する夫を失った妻の悲しみが深く心に残りました。

退屈な展開  (2008-07-05)
実在の事件をドキュメントタッチで描いているのが特徴。
ノンフィクションとしては心に響くものがあるが、
“映画”としては果たしてどうなのだろうか。
私は眠くなりました。

ちなみに原作を知らない方は「商品の説明」欄が、
いきなりネタバレになっているので見ないほうが吉。

決して暗くて重いだけの映画じゃない!  (2008-05-13)
 今日日、アラブ問題を扱うことは多くの危険が伴う。どちらかに偏れば深刻なバッシングを受けるし、客観的な映画など、あり得ないことだ。それでもアメリカで本作のようなリアルなドラマが増えているというのは、9・11後の反省という以上に、イラクへの後悔や世界から孤立する危機感が国内に浸透してきている表れに違いない。
 物語は事件発生直前から淡々と進んでゆく。情緒をかき立てるようなBGMもほとんどない。ドラマチックな役柄を多く演じてきたアンジーが、全く大げさな演技なしに普通さを徹底している。が、上映時間中、画面から緊張感は最後まで失われない。ごく平凡な妊娠女性が、異国の地で、愛する夫の誘拐にあったとき、残酷な運命に夫の愛や生まれてくる子への愛に支えられ、どう耐えたか。へたな人間ドラマより、よほど感情移入できる。
 全員が実在の人物なので、俳優も監督もかなりの配慮と困難を感じただろう。しかし、徹底したリサーチとドキュメントタッチのカメラワーク、俳優たちの自然な演技で、これが映画だということを忘れさせてしまう。アクションや“泣き”を期待する観客は、最初から排除してしまっているのである。
 確かに彼女の俳優人生から、抹消されそうなほど地味な作品ではある。「難しい」とか「暗い」と言って、(特に日本では)拒否される題材である。それだからこそ私は、アンジー、ピット夫妻をはじめとする製作者たちの勇気に、尊敬の念を禁じ得ない。

宗教戦争の犠牲者マリアンヌの絶叫  (2008-02-14)
事件が起きると、この事件は、パキスタンと仲の悪いインドが仕組んだという噂や反対に、インドをおとしめるためにパキスタンが仕組んだというインドよりの情報も流れる。また、テロ対策組織CIDの「キャプテン」は、事態を冷静に見、マリアンヌに同情しながら、ダニエルを拉致した犯人を追いつめようとする。このへんは、サスペンス映画のノリとテンポで観客を引き込みます。
それにしても、パキスタンはえらくアバウトな国というか、強権的な国で、疑わしいヤツを捕まえては、ビシバシ拷問しちゃうんですよ。人権とか関係ないんでしょうかね...。
一応、さらっと流されているんですが、殺されたダニエルはユダヤ教ですし、テログループはイスラム原理主義で、彼らにとっては、アフガンにせよイラクにせよ、キリスト教&ユダヤ教 VS イスラム教という宗教戦争なんだということがよくわかりますね。

ご存知のように、残念ながらダニエルは殺されてしまいます。でも、全体として、この映画を見終わっても、この事件についてニュース等で報道されてきた事以上のことは明らかにされません。というか分からないんでしょう。ダニエルを拉致したグループのリーダーは逮捕されますが、ダニエルの首を切った実行犯は、アルカイダとの関係が暗示される程度で不明のまま...。

マリアンヌが、夫の死を確認したときの絶叫(絶望と終焉)と、出産のときの絶叫(希望とはじまり)とが呼応するかのように描かれたあたりに作劇の意図を感じました。

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