このタイトルが全てを駄目にしてしまった
(2008-07-27)
日本で公開するのに「トーマス・クラウン・アフェア」と言われて、誰が興味を持つだろうか?
この映画は、スティーブ・マックィーンとフェイ・ダナウェイ主演の「華麗なる賭け」のリメイクを売りにしているのだから、それを宣伝しなくてどうする?と言いたい。
「華麗なる賭け」を賛辞する世代のほとんどが、今でもこのリメイクの存在を知らないだろう。
これは日本のメーカーの大失敗である。
「華麗なる賭け」は、日本では未だにDVD化されていないのが不思議なほどの傑作である。
海外ドラマ「24」でも使われたマルチスクリーンは、この時、初めて使われ、最高にスリリングな効果を引き出した。
ミシェル・ルグランが手がけた主題歌の「風のささやき」は今回のリメイクでもアレンジを変えて使われている。
本作では冒頭から、主人公のカウンセラー役でフェイ・ダナウェイが出てくる。
要するに、このリメイクはオリジナルに対する敬意であり、かつ挑戦なのだ。
シナリオは現代風にアレンジしてあり、ほどよいテンポで進む。
主演はピアース・ブロスナンだが、レネ・ルッソに感情移入させるシークエンスが多い。
フェイ・ダナウェイはどういう心境で、この映画に出演したのだろう。
作品は賛否両論だが、主人公が大女優のフェイからカウンセリングを受けているのは、全ては男の現実逃避から生まれた夢物語?……と捉えることもできる。それなら肩肘張らずに観ることができるし、フェイの出演理由もなんとなく理解できる。
チャンスがあれば、レンタルショップやテレビのロードショーで、オリジナルも鑑賞してもらいたい。
思っていた程の快作ならず(TT)
(2008-04-30)
未だに「ダイハード」のという枕詞のつくJ・マクティアナン監督。そして主演は私のお気に入りのP・ブロスナンとレネ・ルッソ。期待しないわけには行きません。しかし思っていた程のテンポの良い映画かと言うと正直微妙です。後半の山高帽を被った男達がたくさん出てきてさてどうやって?というのは興味津々でしたがそれ以外のシーンとなると…です。意外と怪盗モノって作るのが難しいとわかりました。