20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
「不条理劇」の秀作 (2008-04-24) やることなすこと要領よく、好評化をウケる「人気キャスター」ウィリアム・ハートは、その実、内面はカラッポで実力も主体性もない自分を、まわりが過大評価することに、かえって気を小さくする。 女性プロデューサーとして小さな体を縦横無尽に奮わせ、秒単位で局内をはしりまわるホリー・ハンターは、軽卒で軟派にみえるウィリアム・ハートの容姿から、当初は彼を軽視する。しかし彼との生特番の成功などを通して、意外と本番に強いウィリアム・ハートのそのギャップに心を惹かれはじめ、慣れないオシャレと香水を身につけ、彼にアプローチする。しかし「報道記者としての倫理」を気にかけない彼に違和感をおぼえて対立する。ところが突然のリストラの嵐が局内にふき荒れ、容赦ない人事再編にさらされる。 ジェームズ・L・ブルックスが自身の業界ネタをつかって、楽しみながらつくった「不条理劇」の秀作である。