Universal Pictures Japan =dvd=
冒頭の音楽は差し替え ! (2008-05-27) 冒頭、数々の空の英雄たちの古い写真が紹介される。ここで流れる音楽はラストでも繰り返される。エルンスト・ケスラーとの死闘に勝ったウォルド・ペッパーが雲の中へ消えてゆく。彼が1931年に没した写真へとつながる結末である。封切(もしくはテレビ放送)で見ている人ならば、本来、ここにはVictor Herbertの"When You're Away" という1910年代の曲が使用されていたことを知っている。 この映画は最初にビデオソフト化された時から、冒頭と結末の音楽を別の曲に差し替えられるという悲運が繰り返されてきた。DVDで"When You're Away" が使用できないのは何らかの権利問題が関係しているとみて間違いあるまい。未だにサントラ盤CDが出ないのもそのためか(なぜかレコードは出ていた)。いずれにせよ、本編で使用された音楽が別の曲に差し替えられることにより、この映画を知らない若い人たちに作品の真実を歪めた形で伝えてしまっているのは事実なのだ。私は大きな失望を覚える。作品自体は最高に評価できる傑作であるだけに、この失望は致命的だ。このDVDは誰にもすすめられない。しかし、作品がオリジナルのままDVD化される可能性は、残念ながら極めて低いのも事実だ。