アメリカ人の核認識
(2008-09-24)
核実験による放射能の影響で出現した奇形児、という設定自体は日本人としては不愉快ながらも、それ自体に何か SF,ホラーにつながる要素があれば納得できよう。
しかし、この映画では奇形である事は単に姿の醜さを表現しているだけでストーリー自体とは何の関係もない。
放射能、枯れ葉剤などで実際に発生している奇形に対する警告にもなっていない。
結局、この監督は他人の醜さだけを映像化したかったにすぎないのである。
アメリカ人の核への認識は所詮この程度のものかとうんざりした一作。
久々に後味の悪い映画でした。
(2008-09-18)
「ヒルハブ」と「クライモリ」シリーズはどちらも鑑賞してますが、この作品が自分には一番衝撃的でした。
特に最初の惨殺やレイプシーンは、相手がグロで容赦ないだけに、怒りを覚えるほどの映像でした。
ただ気になったのは、ガソリンスタンド&奇妙なオヤジに、カートラブルの仕掛けや車の墓場、殺人鬼の形相や物語の展開等々、「クライモリ」との接点が多過ぎたような・・・。
飼い犬がとても頼もしく感じる内容でもありました。
問題作
(2008-09-10)
なぜこの映画が最低最悪のホラーと呼ばれ、一部のレンタル屋でも禁止になったのか?それはゴア描写が残酷だからではない。これくらいなら、今のホラーでは一般的なくらいのレベルだ。もちろん、元映画のサランドラよりはレベルは数倍上だが。そこを期待すると残酷描写に慣れたホラーファンにはやや期待ハズレに終わるだろう。この映画が真に怖いのは製作者の倫理観の欠如にある。サランドラでは濁していた核実験の被害者が人を襲うとゆう設定をこの映画では思いっきり表現している。しかも冒頭では 核実験の写真とその被害者の写真を交互に映している。そりゃまともなモラル感の持ち主なら、例えホラーといえど、いやむしろ、ちゃんとした映画ではなく、ホラーとゆう恐怖のエンターテイナー作品だからこそ、そーゆう映像を使われたら、眉をひそめると思う。レンタル禁止はむしろ正常な判断。特に被爆国の我が国ではあたりまえだ。しかも制作が被爆してない国ときたもんだ。タブー中のタブー。日本と同じ核実験の舞台になった町の人たちが奇形の食人鬼になるとゆう表現。このモラルの低さはあまりにも恐ろしい。映画なら何を表現してもいいのか?怖さの表現のためなら手段を選ばないのか?まともな感覚の人が楽しめる映画ではない。
「クライモリ デッドエンド」との比較
(2008-06-24)
この映画を批評するのに避けては通れないのが「クライモリ」シリーズ。嘘だろって言うくらい内容は一緒です。だがしかし大きな違いが。それは何かといえばスタイリッシュな映像はこの映画だし、単純に怖いのはこの映画の方です。道徳的にもエグイのもこっちです。もしスプラッター映画にエロとバカと笑いを求めるなら「クライモリ デッドエンド」をオススメします。最初の殺人シーンでドキュメンタリーぽくていかにシリアスなスプラッターかがわかります。
いい映画です
(2008-06-22)
ぶっちゃけホラーじゃないです
見る人を恐怖させる展開はありますがそれが主題ではなく
あくまでも「物語」を見せることを念頭に置いた映画だったと思います
情け容赦の無いシビアな映画です
主人公たち一人一人を襲う、悲劇と死があっさりと重く、後味の悪さが秀逸です
そしてその後味の悪さが物語における主人公たちの行動に説得力を与えています
映画としての完成度がかなり高く、物語の進行が徹底的にリアルで不自然さをほとんど感じさせません
さらにきっちり主人公たちに感情移入させてくれて、最後まで飽きることなく見終わる事ができます
後これは私見なのですが
この映画は、モンスターと人間の死闘ではなく
価値観と見た目の違うただの人間の起こした凶行と、それに巻き込まれた家族の戦いを描いた映画だと思いました