荒ぶること鬼神の如く その名は山本勘助
(2008-08-27)
私は前半が面白かったです、というより前半の勘助の姿勢が好きでした。勘助が血にまみれ、泥にまみれ、出世欲にまみれ、生きる事に必死のギラギラした姿に惹き付けられて見ていました。千葉さんが登場しなくなった辺りからGacktさんが登場するまでの話は多少退屈でした。Gackt謙信には賛否両論あったようですが、私もキャストが発表された時は「否」の意見でした。日本画にCGアニメを合成させる様な無茶苦茶な事になるんじゃないかと心配しましたが、いざGackt謙信を見たら(私は多少中だるみ感を持っていたせいか)、Gackt謙信という全く新しい「血」がドラマに加わり、最終回まで楽しめました。信玄の妹役の桜井幸子さんが子供を人質として差し出すシーンは泣きました。脇を固める俳優さんに佐々木蔵之介さんや、佐藤隆太さんなどが居て、私的にはかなり贅沢な大河ドラマでした。
風林火山
(2008-05-29)
値段が高いのは多少気にはなりますが、ドラマの内容は満足しています。後、★ひとつで長々と批判してる人が居ますがただの批判好きオタなのであまり参考にならないと思います・・・
特に1話〜10話までは必見です。
(2008-03-15)
時代劇は好んで見るほうで、目は肥えていると自負いたしますが、
久しぶりにハマリました。
特に本作では、原作に無い、いわゆる脚本家のオリジナルが
第1話〜第10話の信虎追放まで描かれます。
これがまた面白い!全編通しても、1話〜10話までの内容
の濃さに大満足です。
1話1話、45分間をフル活用した無駄のないストーリー展開
は必見です。
山本勘助役の内野さんは満を持しての登場なだけに、細かな演技力
が光ります。それに加え、市川亀次郎さん、千葉真一さんといった
実力派俳優陣が負けず劣らずの好演技を見せてくれます。
ただし、由布姫登場から数話にわたり、由布姫と勘助とのからみ専門
となるので(もちろん見所の一つではあります。)、戦国の世の熱い
ストーリー展開から一転してしまう点では、原作を読んだことのない
戦国ファンの方にとっては、じれったいと感じるかもしれません。
個人的には星5つでも良いと思いますが、以上のようなことも考慮して
4つ星としてお勧めいたします。
何が本格派だ堅実だ熱いだ・・・!
(2008-03-02)
堅いというよりもむさ苦しい雰囲気が最初から最後まで続く。物語が恐ろしく単調で深みもない。ヒロインの由布姫はブス。その他の登場人物も一昔前の大河で使い古された造形ばかりで記号も同然、魅力など微塵も感じない。何よりもGacktと市川亀次郎の演技は酷すぎ。「以前の様なホームドラマな大河じゃありませんよ。これぞ大河ドラマという大河ですよ。」という事を前面に押し出して置きながら時代考証がお粗末で史実をなぞっただけ。これじゃ面白いわけがない。時代考証がなってないのは大河ドラマのお家芸なので、あまりとやかく言うつもりはなかったのだが先ほど挙げたようにより「本格派」に重点を置かれた作品であるだけに余計にその欠点が目立つ。自己満足臭が漂う。そもそもGackt起用した時点で雰囲気を壊しているのにも気付けないあのNHKじゃ無理もないのだろうけれども。時系列の羅列じゃ視聴者はついてこない事を今作で思い知ったわけだから(功名が辻よりも数字が取れなかった)今後はこういったのは二度とつくられないだろうからその点は安心か。時代考証こそ駄目でもドラマが何たるものかを心得ている篤姫の方がマシだな。
最近の研究が生かされている
(2008-02-09)
エースを狙え!で宗像コーチを演じ、はまり役と思った内野聖陽の山本勘助と、歌舞伎女形のイメージが強い市川亀治郎の武田信玄、大奥のイメージが強い池脇千鶴の三条夫人・・・そして極め付けがGacktの謙信とどういう風林火山になるかと思ったのですが、とにかく面白かったのです。
最近の研究成果を踏まえながらの、人物像の書き込みは見事・・・非常に興味深い。
自らの物差しのみで行動していく勘介亀次郎が年齢によって声の高さと変えて演じて見せた謙信、役者通しの演技のぶつかり合いは見ごたえがあった。
大森寿美男の脚本、千住明の音楽もあいまって、職人芸が光った作品。
それにしても、最近のNHKのDVD化の速さは、早めに投資回収を図ろうという意図なのでしょうか