ストーリー、キャスト含めて言うことなし
(2008-05-01)
映画館で最初に見た時、よく分からないなと感じたのを憶えています。
ですが映画自体のテンポのよさとアクションシーンの豊富さ故、
キリスト教についてよく知らない人でも楽しめるような出来で
多くの方に楽しんで頂ける作品だと思います。
ただ、キリスト教の背景について知れば知るほど
その見事な出来に感服してしまうくらいこの作品は奥が深く、
今ではすっかりダヴィンチの虜になってしまいました。
実際は聖書の解釈からしていくつもの説が存在し、
この作品が全ての真実を現しているわけではないのですが
複雑に絡み合った諸説を積み上げて見事なエンターテイメント
に作りあげた原作者、撮影スタッフの手腕に拍手。
「聖杯とは何を意味するのか」
「シオン修道会の真の目的とは?」等、
映画の中に仕組まれた多くの謎が1つ1つ解き明かされ、
理解が深まっていくことでグイグイ引き込まれます。
キリスト教に対しての表立った批判ができなかった時代に
ダヴィンチをはじめ多くの偉大な画家達が絵画の中に残したメッセージ。
あなたにも中世の息吹を感じて欲しい
興味深い題材がフンダン、2大スター共演も注目です。
(2008-03-25)
話題性もあり、当初はかなりの強気な価格設定でした、待っていて良かったです、主演のトム ハンクス、全盛期の頃の様なスマートさに驚きました、演技が実に自然、驚いたのは相手役に映画(アメリ)で一躍、注目を集めた女優オドレイ トトウが出演をしている事、パッケージを見るまで全く気づきませんでした、彼女の演技もなかなかです、キリストの血を受けたという聖杯が、実はキリストの娘の事を指す、魔女裁判は彼女を探し出し、殺す目的があった、キリストは死後、神格化されたのであって元は人間であった、教会がその事実を隠蔽している、など実に面白い題材が一杯、その事実を知り、かの天才レオナルド ダビンチが絵画にその事実を示したなど本当に興味深いです、熱心なカトリック信者の多いアメリカでこうした作品を映画化した事は驚きでしたが、観る価値はあると思いますよ、お勧めです。
職人芸
(2008-01-14)
本作は、いわずとしれたベストセラー(角川文庫×3冊)を、
そのエッセンスのみ上手に映像化したものです。
「ビューティフル・マインド」などで定評のある監督の手になるだけに、
原作の枝葉末節を刈り込む手際の良さは流石です。
特に個人的に良い修正だと思ったのは、
ティービング卿の口を借りて展開される大胆な仮説につき、
ラングドン教授に不愉快な表情をさせて反論させるところです。
この辺は確か小説では、二人が概ね同調しながら、
歴史学的にも問題の多い仮説を、
あたかも真実であるかのように語らせて物議をかもした箇所でもありましたが、
「大人」の判断だと思います。
反面、実態はかなり穏当である実在の宗派「オプス・デイ」の描き方は、
小説に忠実でエキセントリックであり、信者さんにはかわいそうにも思えます。
そして、ラストシーン、
教授が謎の核心にたどり着くシーンは、
映像化によって実に鮮やかに締め括られています。
メーキングがあったこそのこの映像の価値
(2008-01-02)
映画を見てから本を読むとよいか、本を読んでから映画を見るとよいかは、
キリスト教あるいは、西洋の歴史に対する興味、知識によるかもしれません。
キリスト今日、西洋の歴史にあまり興味がなければ、映画をお勧めします。
話の流れは映画の方が掴みやすい。
キリスト教あるいは西洋の歴史に興味がある方は、小説を読んで、その内容が、
映画にどのように反映されているかを確かめながら、
ルーブル美術館などの映像を楽しむとよいかもしれない。
こういう視点であれば、メーキングがあってこそ、この映画の価値がわかるかもしれません。
作品に対する思いのある方には申し訳ありませんが、個々の話の流れより、断片的な映像や情報に価値がある作品かもしれません。
ロン・ハワードらしい簡単さ
(2007-12-16)
どうしてこの本の映画化の監督がよりによってロン・ハワードなのか!!!
見る前からそれが不満だったのですが、見てからやっぱり、、、と思ってしまいました。
あまりに簡単に、分かりやすいように扱いすぎて、肝心の謎がない。最初のシーン、トムハンクスの講演部分はわくわくしましたが、それ以後は何も考えることなく、思考を刺激させられることなく、淡々と過ぎてゆく、、。最後の暗号も、、え、、そんな簡単なのってあり??私のアマゾンのパスワードでもそれよりひねってあるけど、、と思わざるを得ませんでした。
なんか、手の込んだフレンチ料理をコストおさえて全く別ものにされて、ファーストフードのメニューにされたような気持ちです。