大好きな牧歌的戦争映画の名作!
(2008-04-04)
失敗した作戦をあえて描いたこの「遠すぎた橋」。クラシック戦争映画の名作「史上最大の作戦」や「バルジ大作戦」ほどの楽観主義作品ではないが、連合軍の撤退と一般市民への影響という悲劇的要素も加えつつ、エンターテインメントとして魅せた、これもやはり名作である。戦後まもなくの浮かれた戦勝国ナショナリズム映画とベトナム後の「プラトーン」に代表される反戦映画のちょうど中間に位置する作品でもある。ドイツ軍用車両(とくに装甲車)を忠実?に再現しようとした試みや武装SSの軍装をそれらしく再現しようとした努力は賞賛に値するが、やはり時代の限界を感じさせてはいる。「プライベート・ライアン」や「バンド・オブ・ブラザース」に見慣れていると大きな収穫は望めない。しかしこの時代感が良いのだ。敵であるドイツ軍も対等の立場で描き、娯楽として戦争映画を仕立てていた時代を懐かしく思える1本だ。俳優陣は完璧、文字通り役者が揃っている。ロバート・レッドフォードはカッコ良すぎ。ショーン・コネリーはどんな映画に出ても良い味だし、ハンニバル・レクターのアンソニー・ホプキンスはまともな人だった事がわかる。ハーディー・クリューガーとマクシミリアン・シェルのドイツ軍はカッコ良すぎ。画質は古い映画ゆえ、さほど良くはない。でも大好きな映画なので星4つにしよう!牧歌的戦争映画の名作だ!
精密さで圧倒的迫力
(2008-01-04)
コーネリアス・ライアン著「ザ・ロンゲストデイ(史上最大の作戦)」同様に、膨大な聞き取り証言から構成された実話。映画としても文句なしのストーリーに、リチャード・アッテンボロー監督の力量が発揮され、当時の風景や戦車から小銃にいたるまで、忠実に再現されている。特に市街戦や鉄橋上の戦闘シーンなどは、Blu-ray Discならではの精密さで、圧倒的な迫力を見せる。音響もロスレスで、近くで弾丸が飛び交う音や遠くの爆弾の音が立体的ですばらしい。TVでも放映されたがケタ違いの迫力なのでとにかくお奨め。