精密になりすぎた故の粗さも・・
(2008-01-08)
知らない人が買ったら「2時間15分の同じ映画が3本!」。映画ファンにはバージョンの小出しを好まない人も多い。でも、映画同好会や「遭遇好き人間」には、比較のウンチクを語ることが出来るので、大いに価値ある3バージョンだろう。画面の美しさはBlu-ray Disc ならでは。この映画を初めて映画館の大スクリーンで見たときの感動そのままだ。ビデオやTV放映ではこうはいかない。しかし、ハイビジョン大画面で繰り返し見た場合、どのバージョンにも粗い画像や立体性に欠ける背景がある。完全にDRM盤ではないのだろう。音響も重低音がすばらしく響く場面と逆に「モノラルか?」と思えるような場面があり、サラウンドの位相も変化するように思える。原盤のいじくり過ぎか?それともこちらの機器が飛躍的に発展したからか?
DVDからBDに買い換える価値あり
(2007-12-23)
注目の画質については、冒頭の砂嵐シーンを初め高画質高解像度が絶対に必要な作品だが、
期待に違わぬ精細感だ。
前半は暗いシーンが多いので、高感度フィルムと大口径レンズの組み合わせで荒れた画質
なのだが、そういう条件で起きる「粗い粒子」やレンズの収差で画面の周辺の解像度が低下
して流れているのが見えて、とても映画らしい。
「砂漠で幽霊船が発見される」という「特別編」のために追加撮影したシーンは非常に
鮮明で、オリジナル版ヒットのために予算が付いて良い機材が使えるようになったんだな…
ということが一目瞭然なのもBD版ならではの発見だ。
Blu-rayでいま甦る(2層 AVC DTS-HD MA&TrueHD)
(2007-10-15)
Hi-Defソフトでは、初の長編スピルバーグ監督作品。
なんと30年前にこのSF映画の傑作が作られていたとは改めて驚かされる。
DVDでしか観みれなかった世代だが、今なお新鮮さを失っていない。
失っていないどころか、今回のBlu-ray化によってより輝きを増した様に思える。
砂漠やインドのシーンにおける鮮やかな色彩は勿論、デビルズロック、マザーシップの妥協しない凝りに凝ったその作りはBlu-rayで初めて真の姿を現した。
さすがに前半の暗部シーンでは時折ざわついた印象はあるものの、とても30年前の作品とは思えない映像が目の前に出現する。
映像の凄さだけが見所の作品が増えているが、やはり映画は第一にドラマ。まず内容・脚本ありきだ。
スピルバーグ氏の監督としての演出能力の高さを改めて感じさせらる。
マザーシップ等その物の美しさもあるが、何より構図の素晴らしさは圧巻。
どのシーンを切っても絵になる綿密さは素晴らしい。
少し乾いた印象はあるが、DTS-HDマスターオーディオ、ドルビーTrueHDで聴くあの余りにも有名な5音の旋律には鳥肌が立つ。サラウンド感はやはり後半で効果的。
何度か拝見している作品だが、全く新しい映画を観た感覚をおぼえ震えた。
劇場の巨大スクリーンでも観てみたいものだ。
2007年も終わりに近づいたこの時に、Blu-rayで新たに甦った「未知との遭遇」を体験できた事を嬉しく思う。