火星でのサバイバルは地味に見えるが見ごたえがある
(2008-03-05)
地味な映画だった。でも、それがかっこいい。人の目を引きつけるための下品な演出など全然配慮していない。2回ほど眠ってしまって、すっきりした頭でじっくり観直したが、静かなアクションともいうべきもので全編エネルギーが充溢していて、ジワジワと脳髄に押し寄せるた感動の波動。宇宙船、宇宙服、犬型兵器AMEE(エイミー)など、道具も洗練されている。しかも、船長はキャリー=アン・モス扮するボーマン。「マトリックス」よりはキリリ感が足りないが、それだけお色気があるというものだ。
火星を戦場や雪山やジャングルだと思って見てみよう。ゲリラとの格闘、雪山で雪洞を作って吹雪をしのぐ、猛獣の襲撃などがダブって見えた。
彼らの火星探査の目的は? 2050年、火星に藻を植え付け、それによって酸素を発生させ、環境汚染に打撃を受けている地球から移住できまいか、そんな壮大な計画を頓挫させる事件が起きた。その原因を探るべく科学者たちが火星に向かうが、現地は藻もなければ酸素もない壊滅状態。けれど彼らが行くと再び酸素が少ないながらも発生していた。。。。
思わず惹きこまれる映像美
(2008-01-31)
描きこまれた宇宙空間、火星の映像美はすばらしい! ただ、ストーリー設定や展開はハードSFのようなものが好きな人には向かないかな。ちょっと非科学的、ご都合主義的な設定、展開ではあります。
キャストは豪華なんだけど内容が今ひとつ
(2007-10-16)
映像はキレイで、SFXも前半の火星までの道中の描写は文句なし。
しかし、せっかく、いい役者を揃えているのに、肝心の火星に着いてからのストーリーが面白くない。例えば環境破壊前の地球を知るテレンス・スタンプがあんなところで退場してしまうのはもったいないと思う。もっと後半にアナログ的な知恵で危機を救う場面とかあるのかと期待していたのに。トム・サイズモアもいつものワン・パターン「頼れる軍曹」みたいな役で、正直もう飽きた。ヴァル・キルマーは最近の「デジャブ」では別人のように太っていたが、この頃は格好よかった。でも一番魅力的だったのは色っぽいキャリー・アン・モスでした。
変に格闘ポーズをとるロボット(「マトリックス」のパロディ?)も出てくるが、すぐに相手を殺さないのは、いくらロボットが戦闘ゲーム好きでもご都合主義でしょう。トム・サイズモアが酸素の存在の謎が解けたと言って喜んでいた虫にいたっては、この映画の最も重要な科学的な謎なのにどこからやってきたのかさっぱり判らないまま最後までほったらかし。
最後のヴァル、・キルマーとキャリー・アン・モスは、自分達以外は悲惨な死に方してるのに、帰りは2人だけでお楽しみのようでトホホな映画です。