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ファストフードとの相似 (2008-05-25) 原作者のマイケルクライトンという方は本当に多彩な作品を作っている。「ジュラシックパーク」「ライジングサン」「アンドロメダ」「コンゴ」等と書き出すだけでも そのジャンルのあまりの広さにいささか頭がくらくらする。どれも映画化されているが 確かに映画にし易い、そうして その映画もヒットしそうな話ばかりだ。 本作は そんなクライトンのセクハラ話である。なにせ女性が男性をセクハラするという前代未聞な設定一発で もう 面白くなってしまう話だ。それにIT業界のサスペンスをまぶして割と手堅くまとめている映画になっている。 これは余り語られていないと思うが ハリウッド映画の隠れた美点は「実は手堅く映画をまとめている」という点にあると思う。ハリウッドでの映画はビジネスだけに 変な「監督の思い入れ」がすくなく まさしく工場のように映画を作って出荷している気がする。 それだけに とてつもない傑作は中々出ないが どうしょうもない愚作も案外少ない気がする。 本作も そんなハリウッド映画の典型の一つだ。面白い、安心して見れる、退屈しない。ある意味で ファストフードに似ている。これは馬鹿にしているのではない。ファストフードが人気があるのは早いからではない。実は結構美味しいから人気があるのだ。