K・コスナーの隠れた傑作。
(2008-02-11)
ちょうどこの頃はフジサンケイグループがメディアミックス戦略を利用して我が世の春を満喫していた頃です。たまたまこのグループ社員が海外で観て買い付けて大々的に宣伝した割りには思った程の効果は無く残念なことに「なかったこと」にされてしまいました。
でも青春映画としては傑作です。忍び寄るベトナム徴兵の影に最後のモラトリアムを5人の「グルーパーズ」がドムペリを埋めた「ドム」まで行く青春ロードムービーです。ロープを貨車に巻きつけてガス欠の車を動かそうとするシーンは時代と彼らを暗示するような気がしました。私はこの映画を映画館で観れて良かったと思ってます。パンフも今は「お宝」ですね。サントラを買った覚えもあります。この映画に出ているヒロイン、スージー・エイミスは「タイタニック」にも孫娘役で出てましたね。相変わらずピュアな綺麗さでした。
この監督とコスナーは後に「ロビンフッド」でもタッグを組みます。
青春映画の隠れた傑作。
(2007-11-06)
スピルバーグが短編『アンブリン』で、その才能を
認められたように、ケビン・レイノルズの短編『プルーフ』を
劇場公開作品として『アンブリン』エンターテイメントが
制作したのが本作。
まだ、サントリーのCMに出たり、『再会の時』で出番をすべてカットされたり、
髪がふさふさだったころのケビン・コスナーが主演しているが、
ストレートというかシンプルな演技で好感が持てる。
ベトナム戦争まっただ中、留年したために徴兵される主人公ガードナーと
同じく徴兵されたことがキッカケで結婚に踏み切れないワーグナー、
予備士官制度で陸軍中尉に任官するフィル、神父を目指すドーマン、
劇中ほぼ全編眠っているレスターの5人の『グルーバーズ』が
モラトリアム最後の1週間をメキシコ国境の町に向けて旅をするロードムービー。
途中『プルーフ』のキーアイディアであるパラシュート降下の
度胸試しのエピソード、『野蛮人のように』『ソナチネ』に引用された
花火による戦争ごっこのエピソードなどを挟みつつ
『ドム』との再会の旅の中、成長したり、しなかったりする
若者の群像劇として高く評価したい。
ラストの結婚式の美しさは20年を経た今でも色褪せない。
気恥ずかしいほどに懐かしい映画である。
サントラがまた、非常に良いデキなので、この機会に、なんとか
CDでの復刻を願うものである。