ヘレン・ミレンのために作られた作品
(2007-12-28)
1997年イギリスでTVドラマとして製作された作品。
DISC2の「メイキング&インタビュー」で、この作品は「ヘレン・ミレンのために作られた作品」だったというコメントがあった。大いに納得。
主役ヘレン・ミレンの魅力全開だったのは、これを観れば、誰もがすぐに納得がいくはず。
パッケージの彼女を見ても判るように、「まるで一人二役だった」と語っていた彼女の苦労も完璧に報われていた。
DISC二枚は一気に観た。
人間関係が実に上手く絡み合っており、ここが一番の見所と言える。
絵画の世界に全く疎い私にも付いていけた内容に感謝。
英国版ミステリー〜肖像画に描かれた女性達
(2007-12-27)
ヘレン・ミレン主演の秀作ドラマシリーズ「第一容疑者」の脚本家アラン・キュービットの作品ということもあり、彼女の魅力を余すことなく活かすのはお手のものなのでしょう。
酒と薬で身を持崩した後、アイルランドで隠遁生活をおくる元ブルース歌手マギー・シェリダン。ブランド服を身につけ颯爽とニューヨークに現れるマグダレーナ・クラジンスカ伯爵夫人。銃や割れたビンを片手に相手に詰め寄る革ジャン姿の迫力シーンもありました。大胆で確固たる意志の持ち主を演じて様々な顔を魅せてくれます。
物語のテーマでもある絵画に関わるエピソードは興味深く、名前の符合など細部にもこだわった巧みな脚本の力を印象づける作品でもあります。美術史上初の女性画家アルテミシア・ジェンティルスキなど、もっと知りたいと思う事が出てくるでしょう。
意外な繋がりと衝撃の結末が用意されているのですが、殺人の動機など完璧に理解できたかというと、怪しいところもあります。
ヘレン・ミレンを観る作品と言えますが、主人公の妹夫婦など脇役陣の存在感も決して負けていない。とりわけ渋いフランコ・ネロは上手に歳を重ねましたね。