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2008/07/07 07:44:49 現在
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ゾディアック 特別版 お気に入りに追加

出版社・発売元:

ワーナー・ホーム・ビデオ

媒体: DVD
ランキング: 5721
発売日: 2007-11-02
レビュー (Amazon.co.jp)
デヴィッド・フィンチャー監督の『ゾディアック』は、血みどろのシリアル・キラーものより警察もののスピリットに寄り添い、犯罪映画を洗練させ、なおかつ興奮で満たした新機軸を打ち出している。1960年代後半から1970年代にかけて、サンフランシスコのベイエリアを恐怖に陥れたゾディアック殺人事件の捜査を検分したものだ。ゾディアックは人を殺めるだけでなく、新聞社と読者に大胆で不快な手紙を送ることで、切り裂きジャック並みのオーラを生み出した人物だった。だが、この映画の中心は犯人ではない。私たち視聴者が注目するのは、この事件に人生を飲み込まれた記者や刑事たち、有名になり麻薬中毒となるミステリ作家(見事な演技のロバート・ダウニー・Jr)、臆病な風刺漫画家(ジェイク・ギレンホール)、働き者の刑事(マーク・ラファロ)だ。フィンチャーと敏腕の撮影担当ハリス・サヴィデスは70年代のキッチュな品々を使わうことなく、巧みに当時のサンフランシスコの雰囲気をつかんでいるし、ジェームズ・ヴァンダービルトの脚本は、重要な役柄にも些細な役柄にも同じように見せ場を作っている。フィンチャーの自信が他の者にも広がっているようだ。袋小路や目くらましでさえも必要不可欠に見せる手際のよさで、無数の手がかりをばらまきながらこの映画は進行していく。キャスティングもよく、至る所で思いがけない俳優の顔まで見える。とんまな殺人課刑事役にアンソニー・エドワーズ。謎の容疑者役にチャールズ・フライシャー。ゾディアックに襲われる小さな町の警官役にイライアス・コティーズとドナル・ローグ。ギレンホールの優しい妻の役にクロエ・セヴィニー。マスコミにいい顔をする弁護士ベルビン・ベリー役にブライアン・コックス。彼ははかつて『スタートレック』に登場した有名人だ。そして、非常に気味の悪い容疑者役の偉大なジョン・キャロル・リンチ。この映画はロバート・グレイスミス(ギレンホールが演じている)のノンフクションを下敷きにしているが、フィンチャーとスタッフは自身で綿密なリサーチを行っている。その結果、犯人探しは(これまでのところ)未解決に終わっているが、その不確実なところがさらにこの映画を魅力溢れるものにしている。(Robert Horton, Amazon.com)

カスタマーレビュー

見応えはあるけど…  (2008-06-09)
2時間半まったく飽きずに見られたかというと…、
やっぱり途中でちょっと飽きてしまいました。
ところどころ見せ場はありますが、未解決事件のため、
どこかスッキリせず、もやもや感が残ります。

とはいえ、出演者たちの演技は秀逸だし、
見て損のない映画だと思います。

チャールズ・フライシャーが演じた
唯一の容疑者アーサー・リー・アレンの薄気味悪さ…。
これはしばらく脳裏に残りそうです。

フィンチャ―中毒  (2008-05-26)
彼の初監督作品『エイリアン3』の時、彼も20代…そして僕も見方や解釈が若かった(笑)
たしか、ヤンマガ等に写真入りで掲載があった前予想&憶測が飛んだ、牛や犬に寄生したエイリアンや新種、『2』までに見れたガンズやバトルシップ、スーツにかなり期待したが…あれ?何これェ??訳わかんないし〜○○信仰みたいな展開と、ダサい衣装にSFじゃないとすごく愕然とした。
ただ、今現在〜再度見直してみると…独自性の色を持ち細かな画面へのこだわり、カメラワーク、全てに無駄がなく今見ても劣らない斬新さ。そして真似の出来ない迫力や気迫さ、真逆なまでのスマートな印象。クリアな映像から感じる、色や温度。それは本作まで確実に、血や肉となり脈々と流れている。
これまでの作品群に見られたエンディングや展開、皮肉な、露骨なユーモアセンス、スリルはないかもしれない。
サスペンス性に秀でた作品だか、あくまで実話に基づく作品。
今も続く恐怖と謎。物語は、現代までの時間をゆっくりと淡々と不気味なまでに進む。謎解きな意味も深く、彼らしい色の作品と思う
どんな形で、この作品をみなさんは手にしているだろうか?…始まりは興味本意や暇潰しでいいと思う。1人でも多くの人にフィンチャ―ワールドを官能してもらいたいと願う。そして、まだ彼の作品を知らない人はミーハーにブラピ見たさの『セブン』あたりでカウンターパンチ喰らうといい。

消化不良・・・  (2008-05-10)
何の前提知識もなく見ました。

ゾディアックから送られる謎の暗号文を
次々と解き明かしていくというよりは、
ゾディアックに取り付かれた人々のドラマなんですね。

それにしても時間経過が早過ぎ!
それから数年後、というのが何回も。それは事件は解決しないわなー。
フィクションでもいいから最後ばっちり解決する映画を見たかったです。

作中での肩透かし続きに観客より登場人物が先に飽きてしまう  (2008-04-27)
アメリカ犯罪史上に名高い猟奇連続殺人事件である所謂「ゾディアック事件」について描かれた映画。
事件については視聴前に予備知識として「未解決事件」だと知っていたため、ストーリーは中途半端に終わることは予想できていた。

デートを楽しむカップルが車内で射殺され遺体で発見される。
そして新聞社に送られてきた「謎の暗号文」と「挑戦状」のように世間や警察を嘲笑するかのような犯人の犯行声明。
それらが大衆紙の紙面に掲載されたことで事件は一気に世の注目を集めることとなる。

当然のように警察は必死の捜査を繰り返していたのだが、不手際や連携ミスもあり犯人はようとして掴めない。
そして、第二・第三の残劇が積み重なっていく・・・・・。

展開として次々に年・月・日が移り変わり、時間の経過は非常に速い。
すぐに5年や6年が経ってしまうのである。
が、映画としては犯人と銃撃戦を繰り返すこともなく「追い詰めたとおもいきや肩透かしで・・・」が延々と繰り返されることになるのだ。
そのうち、観客よりも先に劇中の登場人物たちの大半がゾディアックを追うことに飽きてしまう。

だから上映時間が150分を超えるような長丁場は非常に苦痛なことだろう。
結局のところ「事実をベースにした作品」って難しい。
事実は小説よりも奇なりの言葉に代表されるように、だからこその驚きや発見や感動があるのだが、この事件は事実としては確かに興味深いものの映画としては「山場のない盛り上がりに欠ける作品」となった模様。二度三度と観る必要はなかろう。

微妙にネタばれ、未見の方は見ないほうがいいかも  (2008-04-18)
警察に殺人予告や殺人報告を頻繁に送っていた自己顕示欲の強い殺人鬼、ゾディアックの話です。
実在した殺人鬼の映画化は結構多いですが、この作品はなかなか他とは一線を画す内容に感じました。
過度な期待をして観たところ、最初の方はその独特の進行の仕方に面白みを感じませんでした。
が、徐々に、本当にじわじわとフィンチャー監督の世界観に引き込まれました。
特にアーサー・リー・アレンと刑事三人の初顔合わせの場面では、お互いの心の内の凄みが映像からこちらに伝わってきます。
刑事達にとってアレンは一番疑わしき、警察をなめきって挑発を繰り返した連続殺人鬼ゾディアックかもしれず、疑惑が確信に近づいていく様は秀逸です。
逆にアレンは勿論ですが自身がゾディアックだと自白はせず、質問をかわしてはいくのですが、やはり怪しさも増していきます。
漫画家がゾディアックを調べていく上で、最終的に怪しいとされた人物、その原因に至る伏線も誕生日という形で見事に張られています。
消化不良的な終わり方ですが、終始センスの良さを感じさせる作品でした。

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