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ドレスデン-運命の日- お気に入りに追加
フェリシタス・ヴォール
ジョン・ライト
ベンヤミン・サドラー
ハイナー・ラウターバッハ
カタリーナ・マイネッケ
ステファン・コルディッツ
ニコ・ホフマン
出版社・発売元:

ビデオメーカー

媒体: DVD
ランキング: 25007
発売日: 2007-11-02
カスタマーレビュー

C級の脚本  (2008-09-14)
広島、長崎、東京大空襲という強烈な本土攻撃の歴史をもつ日本からすれば、
遠いドレスデンでも、いかに同じような悲劇が起こっていたかを期待する傾向が
あるだろう。
戦闘機から爆弾を落とす側はノリノリのお祭り気分。
地上で人々は死と破壊のなかにいる。
火災のなか、燃える乳母車をひく母親の姿など、印象的な場面は多い。

しかし、こんなに死んでもらいたかったヒロインもない。
自分の婚約式の前夜に、好きな他の男と病院の大部屋で寝る。
(妊娠もしている)
その翌日、薬の横領の件を知り、婚約者を軽蔑する。
父親からの独立を「自由」としているが、燃え落ちたドレスデンと
何の関係もない。ドラマの脚本が低級すぎる。

この脚本は、ドレスデン都市のもう一つの悲劇だろう。

街版タイタニック?  (2008-07-31)
ドイツ東部エルベ川の辺にあるバロック建築の美しい町並みのドレスデン。
欧州で最も美しいとされていたこの町は、第二次世界大戦末期の連合軍の焼夷弾攻撃により廃墟と化します。
死者は2万人以上というので東京大空襲の死者数の1/5程ですが、美しい街が崩壊する様は豪華客船タイタニックが沈没していく様を思わせます。
そこを舞台に敵同士という相容れない恋い!
これまたタイタニックみたい…。
ポスターもタイタニックみたいだし…。

演出、シナリオは並ですが、火災シーンはCGを使うことを極力抑えて本当に火災を起こして撮影したというのですから、俳優達の体当たり演技に星1プラスです。

一番感銘を受けたのはラブストーリーの結末ではなく、ドレスデンの街並みが戦後に戦前の通りに復興したことでしょう。
歴史や文化を大切にするドイツ人の心意気は素晴らしいものがあります。
反して日本では日本橋の上に首都高を造るなど…悲しい限りです。

歴史と文化を重んじる大切さをこの映画から学べます。

しかし日本では原爆、東京空襲や沖縄決戦などの出来事が小規模では映画化されていますが、大スケールで映像化しようという気持ちはないようなのが残念です。
歴史の汚点にフタをすることなく映画化して欲しいものです。

被害者としてのドイツを描いた意欲作  (2008-03-03)
 第二次大戦を扱った映画では、ドイツはいつも加害者で悪者だった。近隣諸国を侵略し、強制収容所で多くの命を奪ったのだから仕方がない。
 しかし、この作品ではドイツが受けた被害をテーマにしている。こんなドイツ映画は初めてではないだろうか。過去の過ちを反省し、隣国との和解をすすめ、ようやく、自分たちの被害についてドイツ人たちが語り出した。

 すごいと思ったのは、内容に偏りがないことだ。被害を受けたドレスデンの町や人々の悲しみを強調した映画になっているのではなく、ユダヤ人の差別問題も、敵国だったイギリス軍の様子も丁寧に描き、史実に基づいて客観的に作られていた。セットも豪華で、映像も迫力があり、脇役たちのサイドストーリーも非常によくできていた。ただ、主人公の女性のラブストーリーが冴えなかった。良い作品だったので、この点だけは残念だった。

ドキュメンタリー的映画  (2008-03-01)
ドイツのテレビ局ZDFが作成した映画です。メイキング映像を見ると,セットやエキストラ,CGに至るまで随分とこだわって大規模な撮影をした様子がよくわかります。
メイキングの映像でも強調されていたとおり,確かにドレスデン爆撃をイギリス,ドイツの双方から平等に描き出すように配慮されており,ドレスデン爆撃というものがいかなるものであったのか,どのような意図でされ,どのような被害をもたらしたのかを理解するためのドキュメンタリー的な作品としては工夫がされていると思います。
しかしながら,登場人物のストーリーということになると,よくわからないままであったような気がします。2人のカップルの中に訳ありの男性が入ってきて,三角関係になって,すべてを流し去るような破局がやってきて・・・と何かタイタニックと共通するようなストーリーですが,私にはアンナの選択の理由がよくわかりませんでした。

映画の最後の場面には,戦後60年を経てようやく再建されたフラウエン教会の完成式で演説するケーラー大統領の演説の場面がありますが,教会の塔の上に立つ十字架は,空爆を行ったイギリス軍兵士の息子によって製作されたもので,和解の印としてイギリスから送られたものです。

せっかくの契機が  (2008-01-21)
ドレスデンとコーンウォールの和解以降、急速に進んだドイツとイギリス・フランス・アメリカとの歴史認識の共有を見るとき、ドレスデン空襲の映画が作られた意義は計り知れない。翻って日本と中国・韓国・北朝鮮との歴史認識の齟齬は反って時代に逆行していて、同じ侵略国家ドイツとの隔たりは大きい。だからこそ期待したこの映画も脚本がテレビドラマレベルでこれではB級映画の出来でありがっかりしてしまう。嗚呼ドイツでも戦争体験の風化ということがあるんだなあという学習効果はあったが。RAFの兵士の役回りに牽強付会があり、冗長な個人的ストーリーに延々付き合わされて終わりになる。ただし聖母教会再建の実写で少々救われる。

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