野球ではなく”ベースボール”を描いた傑作。
(2007-09-15)
監督・脚本のロン・シェルトン自身が元プロ野球の選手だったというのが背景にあります。
だからと言って試合を中心にした「スポーツ映画」にしてるわけではないことが実に実に懐の深さを感じさせます。
マイナーリーグを舞台にした二人の男と一人の女の物語。でもその裏に流れるのは”ベースボール”への愛と人生への讃歌であります。
才能があるのにオツムが弱い若手ピッチャーと彼の「教育係」を押し付けられたベテラン捕手、
そして若い選手を「自分なりのやり方」で育てるのを生甲斐にする女性。
この三人の恋模様が野球のように緩急自在に描かれていて、とても不思議な作品に仕上がっています。
ピッチャー役のT・ロビンスの素朴なボンクラ振りも、少々うらぶれたキャッチャー役のK・コスナーの男ぶりも最高ですが、
この作品の肝はやはりS・サランドン演じる野球グルーピーの女性ですね。
やっぱりモデルになるような女性たちが実際に存在するんだろうなぁという気がするのですが、
彼女たちに対する一種、感謝とも尊敬ともとれる視線が実にユニークであり、この映画を単なるスポーツ映画(または男性向け映画)以上のものにしています。
どうしようもなく惹かれあうこの女性とうらぶれたベテラン捕手の大人のロマンスも中々切なくて恋愛映画としても良い出来です。
コメディであり恋愛映画であり"ベースボール"を描いたスポーツ映画でもあります。
それらの要素が混然一体となって見てるだけで嬉しくなってくるような素敵な作品に仕上がっています。
これはおススメでしょう。
絶対、日本語吹替え版ほしい・・・
(2007-08-17)
かっこ悪いを、超かっこ悪く演じて、かっくいい。
ケビン・コスナーは、そういう役をやらせればBESTだと思う。
かっこいい役をやらせれば、単にキザに流れるか、それともイモだ。
それと、野球ドラマ。
監督もいいんだろうね。
それと、本作も絶対絶対吹替えがgoo。
DVDは残念ながら字幕版しかないので、DVD屋さん、是非是非吹替え版(TV放送版)収録DVD出してくださいな。宜しくお願いします。
超ペダンチックでおっそろしくクサ〜い台詞は、「哲学的」ですらある。それくらい良い台本は字幕では味わいきれない良さがある。空気感とでも言うべきか?
H.ボガード並みの臭さだってあるかも。ある意味、名台詞。
あと、ティム・ロビンスもアホをアホらしくやっててgoodです。
こんな映画、世間ではB級なんでしょうが、私には超A級です。死ぬまで2000回くらい観ていたい、そんなスルメ作品とは、言い過ぎ?