驚愕の画質に圧倒される。必見の一作。
(2008-08-23)
本作はストーリー的にはディズニー×ピクサーでNo.1という出来ではない。人間や動物はアニメーションになっても「心」が入ると思うのだが、やはり「機械」にはきつい。ターミネーターやロボコップと基本的には同じだからである。だから主人公・マックイーンに対する見方がどうしても客観的になってしまう。でもそこはピクサー。水準以上の出来にきちんと仕上げてくるのはさすがである。それより、圧倒されたのはブルーレイの画質であった。「綺麗」なんてもんじゃない、序盤のレースシーンなんてレースから観客(観車?)の隅々に至るまでが完璧。とにかく見とれてしまう美しさであり、こんなものが自宅で観れる時代っていうのは凄いなあ、と改めて思う。ブルーレイのソフト全てがそういうわけではないので、より本作の凄味が際立つのだ。車へ映り込む他車の影やサーキットの照明の照り返しなどはあまりにマニアックな出来で、作品そっちのけで感動である(笑)。DVDでも十分堪能できるとは思うが、ハイビジョン×BDプレイヤーが揃っているなら、是非ものの1枚である。
ピクサーでは一番の出来か。
(2008-05-21)
4歳になる末の息子と、たまたまDVDを一緒に観たのだが、これは傑作。
少なくとも「モンスターズ・インク」や「レミーのおいしいレストラン」あたりよりは全然良い。
ストーリーは、「若く身勝手な天才レーシング・カーが、偶然出会った不遇の仲間たちとともに、大きく成長する」というシンプルきわまりないものだが、妙な教訓、説教臭さも無ければ、過剰な押しつけもない。
CGによるレース・シーンは迫力満点で、なんといってもメーターのキャラクターが秀逸。
伝説の英雄ハドソン・ホーネット登場にサーキットが沸き立つシーンや、「あれは押してるんじゃない。ちょっと突ついてるだけでしょう」のアナウンスなど、泣かせどころもツボを押さえたもの。
マックイーンがサリーに誘われてドライブに出かけるシーンは、この映画一番の名場面だろう。
また、宝石のようにちりばめられたオールディーズ・ナンバーが、私のような50歳前の中年男には堪えられない世界(ラジエター・スプリングスの街をライトアップしたシーンで流れる「シュブン」なんて、もうたまらん)で、マリオ・アンドレッティなんて名前が実名で登場するのにもニヤリ。
決して無理に比較するわけではないが、ジブリあたりには作り得ない(もちろんジブリにはジブリの良さがあるわけですが)、アメリカの底力のようなものを感じたな。
Movie: 5/5 Picture Quality: 5/5 Sound Quality: 4.75/5 Extras: 4.5/5
(2008-05-07)
Version: U.S.A
MPEG-4 AVC BD50
1:56:35
29,215,279,104
41,371,584,140
Average Video Bit Rate: 23.20 Mbps
LPCM 5.1 6912Kbps 24-bit
DD AC3 5.1-EX 640Kbps
画質音質内容に大満足
(2008-01-19)
映像はかなり綺麗です。
CGアニメは大変よく映えます。
くっきりと鮮明で綺麗な描写。
実写に見まがう程の細かく綺麗なCGアニメが丁寧に再現されています。
質感もうまく再現できており文句なし。
他のBD作品と比べるとCGアニメという事もありますが、トップクラスの綺麗さ。
音もかなりいいです。
車のエンジン音がとにかくすごい。
重低音が芯に響き大迫力。
ダイナミックでサラウンド感も抜群。
高音の伸びもいいですし、セリフ部分もクリア。
ストーリーは心温まるピクサーらしいCGアニメーション。
伝えたい事が素直に伝わる作品。
心の成長を描いていて見ていて心温まります。
人間は一切出てこなく乗り物のみの世界ですが違和感はありません。
表情豊かで実に楽しい。
実在する車など出て来たりと楽しめます。
テンポもいいですし飽きがきません。
様々なヒット曲の入ったミュージックもよい。
エンドロールの構成も楽しめますし、エンドロール後のオチも秀逸。
大人も子供も楽しめるCGアニメ作品。
特典はインタビューやメイキング、未公開シーンなど。
さらにBD-JAVAを使った簡単なゲームが入っていています。
トップメニュー画面も凝っていますし、日本語吹替にするとテロップも日本語になったりと細かい所に手が届いている。
ピクサーアニメ好きなら大満足できる一本かと思います。
それでもシナリオ!
(2007-12-04)
息を呑む、超高精細映像も素晴らしいです。画面全体にピントが合ったCDならではの細部にこだわりぬいたテクスチャーと質感の凄まじさまで堪能出来るのはBlu-ray Discであればこその魅力です。
けど、あえて私はこの作品の練りこまれた素晴らしいシナリオをこそ賛美したい!
「新しい煌びやかなモノに取って代わられ消え行く旧き良きモノへのリスペクト」
をテーマにさりげなく縦横に張り巡らされた伏線を次から次に解いて行くクライマックス、ドリフトに込められたマックィーンとドックの想いの深さ、ピットインが持つ意味、それらが収束するレースの結末、ラジエター・スプリングスの全てに対するリスペクトから主人公が選んだのは・・・先が読めるなんて言うヤツはどこを先読み出来たのか答えて欲しい!
子供にも楽しめる単純な娯楽作品の皮をかぶりながら、大人にしかわからない細部のディティールへの拘り、さらに深遠な哲学は人生にまで及ぶ近年稀に見る名作です。
何度も観て結末を知ってるのにこんなにも泣けるのは何故なんだ??と思う私にジョン・ラセターの一言が響く「旅は人生のご褒美なんだ。」そうか、旅人だから泣けるんだ