なかなかに引き込まれた…が!しかし
(2008-02-14)
あの怪奇大作戦が帰ってくるというから嬉しい反面
安易なリメイクは危険なんじゃないかと思って見てみたがどうにもパッとしない出来。
故・岸田森が演じた怪奇大作戦の牧さんは凄くカッコよくて
時には犯罪など起こしそうにない真面目人間が犯人だったりすると、
犯人に対して共感や同情を覚えてしまうなんて影のあるヒーローだったのだが
このリメイク版の牧さんはどうだ、エピソードごとに性格が全部違ってて別人状態だ。
特にゼウスの銃爪の牧さんは絶対に変だ。
ラスト、犯人に対して 「甘えるのもいい加減にしろぉ!」と怒鳴るシーン、
あれ、岸田森演じる本物の牧さんだったらあんなこと言うわきゃねー!
昭和幻燈小路は話は退屈だしオチも開始5分で読めちゃって糞つまらんが
演出と美術だけはなかなか頑張っている。シナリオだけダメダメなんだな。
もっとも怪奇らしさが出ていたのは人喰い樹だ。
旧怪奇の大傑作エピソード「京都買います」のオマージュが随所に感じられ、
遣る瀬無いラストといい、犯人の動機といい、なかなかの力作!
というわけで原点たる怪奇の大ファンとしては、
不満点はあるものの、そこそこ楽しめました。
旧作を知らなければ面白い
(2007-11-05)
たまたまNHKの放送を観てすぐ終わってしまったのでてっきり何回かしていると思ったら3回の放送だったようです・・・ 旧作はまったく知らなかったのでなかなか楽しめました。 ただこの内容でこの値段は高すぎます。
値段は高い
(2007-08-23)
1話を見た感想はまず、キャラが全くたっていなくて誰もが同じような
感じなのが残念。なぜに旧作のキャラと同じにしたのかわからない。
牧、岸田森の代わりは絶対いないのだから。
しかし、1話「ゼウスの銃爪」が一番面白い。ありえない位に大胆な
発想は見事。無理矢理な科学的根拠も旧作と共通していて一番はまっている。
「昭和幻灯小路」はある意味、実相寺色が強すぎないのも嫌み無くて良いが
別に「怪奇大作戦」で無くても良い。「人食樹」は発想は面白いけど、まとまりが
なさ過ぎで演出も平凡。結局三話作って収穫は一話だけ。微妙なリメイク。
未だに何かと問題視される刑法三十九条の矛盾に見事に食らいついた
「狂鬼人間」のリメイクに挑戦して欲しい。旧作は誰もふれることなく完全に
抹殺されているので尚更まじめに作って欲しい。NHKが放映する価値はある。
しかし、NHKがからむとDVDの値段が高くなるのは納得がいかない。
旧作と比較するとかなり残念。値段設定も不満なところ。
(2007-08-19)
新作「怪奇大作戦」は日本を代表するホラー監督清水崇、中田秀夫、旧作「怪奇大作戦」の生みの親ともいえる実相寺監督の弟子である北浦嗣巳を配しての新作3本立てであるが、実に残念なできばえで、旧作特に実相寺監督作品と比較すると作品に漂う雰囲気や映像の懲り方が全般的にいまひとつだった。
「ゼウスの銃爪」
この作品は実相寺監督が撮った「恐怖の電話」のリメイクにもあたるが、旧作の斬新な映像はなく、ハイビジョンビデオ撮影だからか、CGによる人の燃えるシーンも含めて全体的に軽い感じがして否めない。ストーリーも現代的にアレンジしてあるものの、犯行理由が甘かったり、最後のオチが軽いのも難。
「昭和幻燈小路」
この作品は実相寺の脚本を弟子の北浦嗣巳が監督しているだけあって、最も旧作の雰囲気を醸し出している。映像的にも凝っており、不思議な空間に迷い込んだ心地良さがあり、この3作のなかでは最も良い出来。但し、ハイビジョン撮影の軽さは否めない。
「人喰い樹」
旧作の「人喰い蛾」的な生物が人を襲う設定に環境問題を織り交ぜた意欲作ではあるものの、植物が人を襲う恐ろしさは前半でなくなってしまっており、だからかもしれないが環境問題に対する訴えかけも迫るものがない。植物園の女性研究員と牧との関係は「京都買います」の雰囲気になるかと期待させるが、これも消化不良。
全体的に旧作と比較してしまいがちになり、評価を厳しくしてしまった。全体的に旧作よりわかりやすくお子様向けの感が強いところが残念。旧作より1話あたり15分長いことも締まりがなくなった原因なのだろうか。
ところで、3話合計で2時間15分の作品とオリジナルサウンドトラック、特典映像がついているからといってこの値段は高すぎないでしょうか。その点もあわせて不満です。
考えすぎ。かつてのウルトラQリメイクのような。
(2007-07-31)
リメイクの多くに言えることだと思うがオリジナルに対する愛情が深すぎるあまりに妙に肩肘張ったものになってしまうことが多すぎる気がします。本作もそんな感じの居心地の悪いデキだと思います。もっとも観る方の私たちにも愛情が深すぎるゆえ肩に力が入ってしまうのかもしれませんが。