海の物語
(2008-09-22)
いまさらこんな映画を作らなくても、っていうくらいのなんでもない映画。見所もない。
しいていうならばティム・ロビンスが出演しているくらいだろうか。ストーリーの核となる秘密もウソっぽいというか白々しいというか作り話ぽいというか、とにかくのめり込めませんでした。
すごく良い・・・・
(2008-06-22)
題名からして女子高生とかが好きそうな映画だね〜と思い見ましたがこれは予想以上に良い
映画でした。 死と生を静かに見つめた傑作 患者と看護師、過去に大きな傷を抱えた二人の
会話・・・傷ついたもの同士が傷を舐め合い再生していく・・・情緒感溢れる美しい映像で
語られる美しい時間 ラスト周辺でサラ・ポーリーの過去が明らかになるのですがそれがあま
りにも悲しすぎる物語、映画でここまでもあの空気感を再現できるとは・・・愕然として
ずっと見つめてしまいますこの映画の空気感がすごく好きです 色々なメッセージが込められている映画です
何かにつまずいたり、疲れたりした時に是非見てみてください これは愛の名作です。
Not for Casual Viewers
(2008-01-03)
甘ったるい邦題にだまされてはなりません。この作品は、週末、気楽に見て、心地よい涙を流してカタルシスを味わえる類の映画ではありません。ストーリーそのものは、孤独な人間同士のふれあいとして淡々と進んでいきます。しかし、この映画には、主人公ハンナの「秘密」という、とてつもない爆弾が潜んでいます。彼女の告白はいかなる同情も、慰めも受け付けない衝撃的なもの(例え薄々予想できようと)であり、それを聞くことは、大変な苦痛を伴います。彼女はまさに言葉で触れてはならないことを語るのであり、それでもすべてを語ってはいないのです。私は、正直、胸が引き裂かれそうな、ほとんど吐き気を伴うほどの悲しみと憤りを味わいました。
しかし、その彼女の「秘密」ゆえにこそ、映画としての問題が生じているように思われます。彼女の苦悩はあまりにも大きすぎて、生半可な救いの言葉も癒しの手も差し伸べられないように感じるのです。いかなる救済もありえないようにすら思えます。彼女に近づく男も確かに辛い経験を味わっていますが、彼女の苦しみの前には、それでも矮小に思え、役不足に感じるのです。「秘密」の重さと展開されるドラマとのアンバランスを解決できぬまま、映画はやりきれない思いを残し終わってしまいます。
にもかかわらず、これは多くの人が見なければならない映画であり、彼女の「秘密」は我々が、人間として直面しなければならない「秘密」です。人によっては、トラウマ的な記憶すら残しうる危険な映画です。しかし、それでもあなたが人類に絶望するか、希望を持ち続けるか真摯に考えたいなら、その判断の踏み絵となりうる映画(=「秘密」)なのです。
どんな秘密・・
(2007-12-20)
誰にでも人に言えない秘密があると思います。
ハンナの秘密は・・
海上で火災にあい、盲目になってしまった男の看護を
することになったハンナのこころは・・・
その強烈な秘密の前に溶けていくのでしょうか。
^^
あなたの目と耳で ハンナの秘密を知ってください。
静かに進行するストーリーの中に、こころを通わせてください。
一度みたらよい映画だと思います。
心と心の共鳴
(2007-10-24)
女性の戦争被害、という重く辛いテーマをプロパガンダ的に押し付けがましく訴えるのではなく、鑑賞側の心をじっくりと揺さぶる、想像力を要する現代的な映画です。体も心も傷ついたハンナという女性を実際に被害に遭った描写を使わずに表現し、それを伝えるというのは至難の業ですが、少なくとも私にはその痛みがじんじん伝わるような素晴らしさであり、映画の出来栄えでした。そして何よりハンナは加害者を責めたり復讐に走ったりはしていないこと、それを希望していないことは私には感じるものがありました。
映画の前半部分、ある事情で半分自暴自棄に陥った男性と戦争被害を受けながらもそんな過去を感じさせずに、でも部外者の底はかとない孤独を滲ませながら看護する女性のウイットに富んだやり取り・・・実にお洒落でユーモア!
全体的に私の敬愛するペドロ・アルモドバル氏の空気感・・・凄く重大な問題が横たわっているのにそれでも何気ない日常が進んでいるというような不思議な表象が漂っていて、大人の映画です。
戦争、という重大事情を抜きにして大人の恋愛も感じることができます。
最後は賛否両論あるでしょうが、私は少し肩すかしな感じもしましたが気に入るラストでした。
きっと、ハンナの親友のように、非業な非情な死を遂げた被害者も現実には多いと思います。
だからこそ、人は生きて、生き抜いて、愛し、愛されていかなければならないと、痛切に思うんです。