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ケビン・ジャール
出版社・発売元:

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

媒体: DVD
ランキング: 7748
発売日: 2007-07-25
カスタマーレビュー

「ラスト・サムライ」の監督が描く南北戦争  (2008-02-26)
本作は、19世紀のアメリカ、南北戦争における黒人部隊の活躍と誇りを描くものです。
指揮官の手紙など、忠実な歴史考証に基づくとされるほか、
アカデミー賞3部門(D・ワシントンが助演男優賞など)を取るなど、高く評価されています。

激戦が繰り広げられる南北戦争において、
北軍のリンカーン大統領の奴隷解放宣言に呼応して、
黒人の地位向上を象徴する第54連隊が組織される。
指揮官に任命されたのは若き白人将校ショー(マシュー・ブロデリック)であり、
全土の同胞の期待を背負った黒人兵を訓練・統率し、戦闘に備える。

しかし、実戦経験の少ない第54連隊に出撃命令が下されることはなく、
肉体労働と黒人解放の象徴としての役割を任されるのみ。
白人部隊と同様の待遇(それは激戦地での犠牲を伴う)こそが、
真の平等を実現すると考える誇り高き黒人兵の熱意にほだされたショーは、
ついに、南軍の要塞を陥落させる作戦で先頭に立つことを志願する。
それは、死を覚悟せねばならない任務であった…。

本作の第一印象は、死に赴く兵士を美化するのはやめてくれ、というものでした。
しかし、次第に実感するようになったのは、
屈辱的な生よりも意味のある死の方を選ぶという、過酷な黒人の歴史、黒人兵の心情や、
平和を築く礎として、数多くの命が捧げられてきたという普遍的な事実の重みでした。
監督も、決して戦争を美化しているのではなく、
忘れられがちな尊い犠牲に思いを致すことを訴えているのではないか、と考え直しました。

全面的に賛同するかは保留したいものの、見るに値する作品です。
ちなみに蛇足ながら、戦争における旗の持つ役割についても考えさせられました。

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