難解だけど理解は可能
(2008-05-23)
異形なるものに惹かれるダイアン。死体にすら美を感じてしまう。多毛症の男はちょっとどうかなとも思うけど、彼との距離がしだいに近づくところは緊張感がある。とくに彼の体毛を剃るシーン。そして、ラストの海。好みの分かれる映画だと思うけど、ぼくは好きです。ちなみに、映画を見終わってから、ダイアンの写真集も買ってみましたが、なかなかいい写真集です。
本当はカラフルなものが好きなんですね
(2008-05-07)
カメラマンの夫の助手をしていた人妻が同じマンションの上階に越して来たある意味毒々しい住人に惹かれていき、それまで抑圧してきた自分の好奇心や欲求などを解き放って、急激な変化を遂げて行く話・・・だと。
ところどころエロティックではありますが、直接的なものではなく、雰囲気でセクシーさを感じる映画だと。
ニコール・キッドマンの話し方だとか、ロバート・ダウニーJrの小道具だとか。
また、個人的には衣装と画面の色使いが好みでした(それにしても旦那さん可哀相だなあとは思いましたが)。
映像がきれいだった
(2008-04-17)
ダイアン・アーバスってこんな女性だったの?
写真家としての彼女のことを知らなかったので、
異形の者に魅かれてゆく浮気話かと思いました。
お母さんはああだし、仕事も自尊心を満足させる
ものでないし、そんな時に出会った多毛症の男。
出会ったばかりのライオネルとお風呂に入ったり、
いまひとつ彼女の気持ちが伝わってこなかった。
彼に魅かれるのは興味なのか愛なのか、夫は妻の
浮気に気付いているし、そんなところが面白かった。
伝記ものにしては人物像がクリアでないけれど、
映像が美しく、目に楽しめる映画だった。
やや中途半端?
(2008-02-18)
ニコール・キッドマンという女優、
昔でいえばイングリット・バーグマンを思い出させる
実に正統派の女優だと思います。
演技はうまいのですが、育ちのよさが隠せない。
これは役によってはとてもよいことなのですが、
この映画に関していえば、
内に秘めた異常性といったものがまったく感じられなかったため、
なにか中途半端な作品になってしまった印象があります。
デビット・リンチとか、せめてティム・バートンあたりが監督だったら
もっとマニアックでおもしろいものになったかも?
普通でないものほど…
(2008-01-04)
魅力的。
印象としてはダイアンの自分探しでした。ダイアン(ニコール・キッドマン)の内面の変化がとても綺麗に表現されています。暗く悩みのある目を持つダイアンが、後半では目的を見つけ目を輝かせんばかりになります。いわゆる「普通の人」である夫はついていけなくなってしまいますが…。
特筆すべきは映像です。ダイアンの駆け上がって行く階段からドア、細部に当たるまで芸術的な美しさでとても印象的でした。
映像は美しいのですがストーリーとしてはやや物足りない感じ。ニコール・キッドマンの演技に支えられた映画。
ダイアン・アーバスを知っている人も知らない人にも。